聖書には「すべての人が罪の下にある」「全世界が神のさばきに服する」（ローマ 3:9～20）とあります。クリスチャンである私たちも本来自分自身の罪ゆえに、神様のさばきを受けるべき者でした。
聖く、正しく、真実な神様のさばきからの救いについて見てみましょう。
１．罪に対するさばき
ゲヘナ（地獄）では、彼らを食らううじ虫が尽きることがなく、火も消えることがありません。マルコ 9:48
当時の世界は水におおわれて滅びました。しかし、今ある天と地は、同じみことばによって、火で焼かれるために取っておかれ、不敬虔な者たちのさばきと滅びの日まで保たれているのです。Ⅱペテロ 3:6,7
神様は、私たちを神様と同じように人格、知性、感情、自由意志を持つ特別な存在として創造されましたので、私たちの人生（生き方）が神様の基準に達していたかどうかを判断されます。罪とは律法に逆らうことですから、律法違反があれば、厳正にさばかれてすべて有罪です。
２．さばきからの救い
キリストはただ一度だけ、世々の終わりに、ご自分をいけにえとして罪を取り除くために現れてくださいました。・・・キリストも、多くの人の罪を負うために一度ご自分を献げ、 へブル 9:26～28（Ⅰペテロ 3:18）
しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。ローマ 5:8
私たちは、さばきから救われるために何を差し出すことができるでしょうか。善行、宗教行為、お金、ささげ物、我が子・・・。何をもってしても、自分自身の罪を消すことはできません。ノアの家族が箱舟によって大洪水から救われたように、私たちは、イエス様の身代わりの死と復活によって救われました。神様の愛によることです（ローマ5:8、Ⅰヨハネ3:16）。
この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。使徒 4:12
３．救われた者の歩み
もし私たちが、神が光の中におられるように、光の中を歩んでいるなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血がすべての罪から私たちをきよめてくださいます。Ⅰヨハネ 1:7
もし私たちが、真理の知識を受けた後、進んで罪にとどまり続けるなら、・・・ただ、さばきと、逆らう者たちを焼き尽くす激しい火を、恐れながら待つしかありません。・・・生ける神の手の中に陥ることは恐ろしいことです。へブル 10:26～31
私たちは、イエス様の救いを受けたので後はどんな生活をしても良いということではありません。イエス様の光の中にとどまり、兄弟姉妹との互いの交わりを保ち、イエス様に信頼し続けて、絶えず赦しを求めて生きることです。みことばを軽々しく考えて、侮ってはいけません。
