礼拝メッセージ

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「祈りの働き」(聖日礼拝メッセージ 2021/07/21)

 今日は使徒の働き15「ペテロの投獄」です。迫害は厳しさを増し、十二使徒のひとりでイエス様の側近だったヨハネの兄弟ヤコブが、ヘロデ・アグリッパⅠ世によって殺され、十二使徒で最初の殉教者となりました。続けてペテロも捕らえられてしまい、兄弟姉妹は集まり彼のために必死に祈っていました。 1.ペテロの投獄と解放  ヘロデ王は、教会の中のある人たちを苦しめようとしてその手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。それがユダヤ人に喜ばれたのを見て、さらにペテロも捕らえにかかった。使徒 12:1~3  すると見よ。主の使いがそばに立ち、牢の中を光が照らした。御使いはペテロの脇腹を突いて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。使徒 12:7  ヘロデ・アグリッパⅠ世(ヘロデ大王の孫:イドマヤ人)は、何の考えもなくユダヤ人の歓心を買おうとしてヤコブを殺し、ペ...
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「アンティオキアの教会」(聖日礼拝メッセージ 2024/07/14)

 今日は使徒の働き14「アンティオキアの教会」です。ステパノの殉教から始まった迫害によって、クリスチャンたちはフェニキア、キプロス、アンティオキアまで離散して行き、アンティオキアでも大勢の異邦人が福音を受け入れて救われました。教会はますます成長し、世界宣教の拠点となっていきました。 1.アンティオキアの教会  ところが、彼らの中にキプロス人とクレネ人が何人かいて、アンティオキアに来ると、ギリシャ語を話す人たちにも語りかけ、主イエスの福音を宣べ伝えた。そして、主の御手が彼らとともにあったので、大勢の人が信じて主に立ち返った。使徒 11:20,21  アンティオキアは、ローマ帝国で3番目に大きな都市であり、シリア州の首都でした(人口50万人)。商業都市、国際都市として、ユダヤ人も多く住んでいました。(現在はトルコ南部のアンタキア)カイサリアでのローマ人将校コルネリウスの救いをきっかけに、...
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「ペテロの働き」(聖日礼拝メッセージ 2024/07/07)

 今日は使徒の働き13「ペテロの働き」です。イエス様の大宣教命令と聖霊様の働きによって、福音は四方八方に伝えられて行きましたが、ユダヤ人、ユダヤ教改宗者、サマリア人に限られていたようです。ペテロは、聖霊様の導きと幻、ローマ将校コルネリウスとの出会いによって、福音が異邦人へ開かれたことを知りました。 1.コルネリウス  さて、カイサリアにコルネリウスという名の人がいた。イタリア隊という部隊の百人隊長であった。彼は敬虔な人で、家族全員とともに神を恐れ、民に多くの施しをし、いつも神に祈りをささげていた。・・・「あなたの祈りと施しは神の御前に上って、覚えられています。使徒 10:1~4  カイサリアは、パレスチナにおけるローマ帝国の中心都市で、ローマ総督が住んでいました。コルネリウスは、この地方の軍司令部の陸軍将校でした。彼は異邦人でしたが、創造主なる真の神様を求めていました。 2.戸惑う...
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「サウロの回心」(聖日礼拝メッセージ 2024/06/30)

 今日は使徒の働き12「サウロの回心」です。サウロ(ユダヤ名){パウロ(ローマ市民名)}〔AD5~68〕は、タルソ生まれのローマ市民、ベニヤミン族で律法厳守のパリサイ派に属し、ガマリエルから律法の教育を受けたエリートでした。律法に熱心のあまりイエス様に強硬に反対していましたが、ダマスコ途上でイエス様に出会い回心して偉大な使徒となりました。 1.迫害者サウロ  さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅かして殺害しようと息巻き、大祭司のところに行って、ダマスコの諸会堂宛ての手紙を求めた。それは、この道の者であれば男でも女でも見つけ出し、縛り上げてエルサレムに引いて来るためであった。使徒 9:1,2  ユダヤ教のうちにあった、かつての私の生き方を、あなたがたはすでに聞いています。私は激しく神の教会を迫害し、それを滅ぼそうとしました。ガラテヤ 1:13  エルサレムで迫害を受けたクリスチャ...
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「ピリポの働き」(聖日礼拝メッセージ 2024/06/23)

 今日は使徒の働き11「ピリポの働き」です。ピリポは御使いに命じられてエチオピアの宦官のもとに遣わされ、聖書を読んでいた宦官を救いに導いてバプテスマを授けました。その後、ピリポは瞬間移動して次の派遣先へ導かれました。 1.遣わされたピリポ  さて、主の使いがピリポに言った。「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」そこは荒野である。・・・御霊がピリポに「近寄って、あの馬車と一緒に行きなさい。」と言われた。使徒 8:26~29  ピリポもステパノと同様に使徒の働き6章で執事に任命されていました。ピリポは、御使いと聖霊様に導かれて、改宗者であり礼拝のためにエルサレムに来ていたエチオピアの宦官のもとに遣わされました。宦官は救いを求めてエルサレムにまで来て礼拝していたのに、今まで救いに導いてくれる人と出会うことはありませんでした。 2.導いてくれる人  「主の御名を呼び求...
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「ステパノの殉教」(聖日合同礼拝メッセージ 2024/06/16)

 今日は使徒の働き10「ステパノの殉教」です。執事となったステパノは恵みと力に満ちて不思議としるしを行っていましたが、ステパノを妬む敵対者たちは、偽証人を立てて最高法院(サンヘドリン)に訴えました。彼らはステパノの理路整然とした証言に激怒して彼を石打ちにしてしまいました。ステパノは最初の殉教者となりました。 1.ステパノの証言  うなじを固くする、心と耳に割礼を受けていない人たち。あなたがたは、いつも聖霊に逆らっています。あなたがたの先祖たちが逆らったように、あなたがたもそうしているのです。使徒 7:51  ステパノは、大祭司から訴えについて弁明を求められ、父祖アブラハムから初めて、出エジプト、約束の地、ダビデとソロモン時代、神殿建設について語りました。今、偽証人を立てて訴えているあなたたちは、みことばと聖霊様に逆らい、イエス様と預言者を殺し、心に割礼を受けていない者たちだと糾弾しま...
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「7人の任命」(聖日礼拝メッセージ 2024/06/09)

 今日は使徒の働き9「7人の任命」です。教会が急成長する中(3万人?)、食事の配給に関するトラブルが発生しました。使徒たちは食事のことでみことばの教えがおろそかになってはいけないと、7人の執事を任命しました。教会はさらに成長していきました。 1.教会内のトラブル  弟子の数が著しくふえていたのであるが、ヘレニスト〈ギリシア語を話すユダヤ人〉によって〔土着の〕へブル人に対する不平が申し立てられた。それは彼らの中のやもめたちが毎日の援助〈〔救援物資の〕分配〉にあたって、見過ごされ〈おろそかにされ〉たからであった。使徒 6:1(詳訳)  ヘレニストとは、ギリシヤやローマなどの外地で生まれて生活していた、いわゆる離散のユダヤ人で、ギリシヤ語を使っていました。片やヘブライストは地元で生まれて生活してきたユダヤ人で、先祖伝来のアラム語を使っていました。両者の確執が、やもめへの配給のことで表面化し...
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「人よりも神様に従うべき」(聖日礼拝メッセージ 2024/06/02)

 今日は「使徒の働き7,8」「アナニアとサッピラ」「使徒たちの投獄」です。教会が急成長する中、一組の夫婦の聖霊様と教会を侮る行為は、皆に恐れを生じさせました。そんな中、使徒たちによって多くのしるしと不思議が行われていやしと救いが起こり、多くの人の尊敬を集めていました。大祭司たちはそれを妬み使徒たちを留置しました。 1.聖霊様を欺く罪  すると、ペテロは言った。「アナニア。なぜあなたはサタンに心を奪われて聖霊を欺き、地所の代金の一部を自分のために取っておいたのか。・・・売った後でも、あなたの自由になったではないか。・・・あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」使徒 5:3,4  アナニアとサッピラは、バルナバの献金(使徒4:36,37)を見ていたのか、自分たちの評判を上げようとして口裏を合わせて使徒たちを欺こうとしました。何とその結果は死でした。使徒たちへの欺きは、聖霊様と神様...
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「カナの婚礼」(聖日礼拝メッセージ 2024/05/26)

今日のテーマは「カナの婚礼」です。  それから三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があり、そこにイエスの母がいた。  イエスも弟子たちも、その婚礼に招かれていた。  ぶどう酒がなくなると、母はイエスに向かって「ぶどう酒がありません」と言った。  すると、イエスは母に言われた。「女の方、あなたはわたしと何の関係がありますか。わたしの時はまだ来ていません。」  母は給仕の者たちに言った。「あの方が言われることは、何でもしてください。」                                                       ヨハネ 2:1~5  1.イエス様が母マリアに言われた御言葉の意味は何でしょうか。  2.それを聞いたマリアの反応はどのようなものでしょうか。  3.その反応はどのような結果をもたらしたでしょうか。                       ...
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「教会の成長」(ペンテコステ聖日礼拝メッセージ 2024/05/19)

 今日は「使徒の働き6」「教会の成長」です。ペテロとヨハネは、「イエスの名によって語ってはならない」と脅されて釈放され、仲間の所に帰って心を一つにして祈りました。その時、一同は聖霊様に満たされ一致して前進して行きました。教会成長のポイントを考えてみましょう。 1.祈りと聖霊様の満たし  彼らが祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。使徒 4:31  ペンテコステは一同がイエス様の命令に従い、聖霊様を待ち望む祈りから始まりました。祈りは初代教会の特徴であり力の源です。  私たちが集まり、心を一つにして祈り合うことは神様のみこころです。  あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。エペソ 6:18 2.証しと教え  使徒...
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