礼拝メッセージ

礼拝メッセージ

「信仰の戦い」(聖日礼拝メッセージ 2025/03/23)

 今日は使徒の働き31「第4回伝道旅行」です。パウロはAD61年か62年に釈放され、伝承によればAD63年~67年に第4回伝道旅行でスペイン、ギリシア、小アジアに行きました。パウロはテモテに手紙を書き、牧会上の注意と教えと励ましを与えて、信仰の戦いを立派に戦い抜くよう命じています。 1.テモテ  その信仰は、最初あなたの祖母ロイスと母ユニケのうちに宿ったもので、それがあなたのうちにも宿っていると私は確信しています。Ⅱテモテ 1:5  パウロはテモテに「信仰による、真のわが子テモテへ」と呼びかけています。テモテはパウロの伝道によって回心しました。テモテは、パウロの伝道旅行に同行し、パウロの手紙の共同の送り手にもなっています。エペソの教会は、パウロの伝道によって始まって非常に成長し、その地方の中心的な存在となっていました。その境界をテモテが牧会していました。 2.牧会上の問題点  あ...
礼拝メッセージ

「礼儀正しい者」(聖日礼拝メッセージ 2025/03/16)

 今日は使徒の働き30-4「ローマでのパウロ(1)テトスへの手紙」です。 テトスへの手紙はテモテへの手紙Ⅰ、Ⅱと共に牧会書簡と呼ばれています。テトス(ギリシア人)は「使徒の働き」には登場しませんが、パウロの右腕として伝道旅行に同行し、エルサレムにも上り、コリント教会の問題を解決し、クレタ教会の牧会を任されました。パウロはクレタでの牧会上のアドバイスを与えています。 1.テトス  しかし、気落ちした者を慰めてくださる神は、テトスが来たことで私たちを慰めてくださいました。Ⅱコリント 7:6  それから十四年たって、私はバルナバと一緒に、テトスも連れて、再びエルサレムに上りました。ガラテヤ 2:1   テトスはダルマティアに行きました。Ⅱテモテ 4:10  パウロはテトスを信頼して聖徒のための募金集めと問題解決のためにコリントに派遣し、クレタの教会を任せました。パウロが逮捕されてローマ...
礼拝メッセージ

「主のための苦しみ」(聖日礼拝メッセージ 2025/03/09)

 今日は使徒の働き30-3「ローマでのパウロ(1)ピリピ人への手紙」です。パウロは、ローマでの2年間の軟禁生活中に聖書の手紙(エペソ、ピリピ、コロサイ、ピレモン)を執筆しました。ピリピ教会はパウロが第2回伝道旅行でヨーロッパで最初(AD51年頃)に立てた教会です。パウロは軟禁状態にあり、手紙でキリストのための苦しみを教えながらも「喜び」ということばを16回も用いてキリストにある「喜び」を教えています。 1.ピリピ教会  ・・・リディアという名の女の人が聞いていた。・・・彼女とその家族の者たちがバプテスマを受けたとき、・・・看守はその夜、時を移さず二人を引き取り、打ち傷を洗った。そして、彼とその家の者全員が、すぐにバプテスマを受けた。・・・牢を出た二人はリディアの家に行った。そして兄弟たちに会い、彼らを励ましてから立ち去った。使徒 16:14~40  ピリピの町はローマの植民地であった...
礼拝メッセージ

「神を知ることにおいて」(聖日礼拝メッセージ 2025/03/02)

 今日は使徒の働き30-2「ローマでのパウロ(1)コロサイ人への手紙」です。パウロは、ローマでの2年間の軟禁生活中に聖書の手紙(エペソ、ピリピ、コロサイ、ピレモン)を執筆しました。パウロはコロサイ教会を訪れたことはなく、設立に関わったわけではありませんが、兄弟姉妹を通して深い関わりがありました。この手紙はエパフラスから聞いた教会内の危険な異端の働きに対して正しい教えを伝えたものです。 1.コロサイ教会  ・・・あるいは祭りや新月や安息日のことで、誰かがあなたがたを批判することがあってはなりません。・・・自己卑下や御使い礼拝を喜んでいる者が、あなたがたを断罪することがあってはなりません。・・・かしらにしっかり結びつくことをしません。コロサイ 2:16~19  コロサイ教会はエパフラスによって設立され(コロサイ1:7)、アルキポ、ピレモン、オネシモたちが所属していました。コロサイはエペソ...
礼拝メッセージ

「召しにふさわしく歩みなさい」(聖日礼拝メッセージ 2025/02/23)

 今日は使徒の働き30-1「ローマでのパウロ(1)エペソ人への手紙」です。パウロは、ローマでの2年間の軟禁生活中に来訪者に福音を語り、聖書の手紙(エペソ、ピリピ、コロサイ、ピレモン)を執筆しました。パウロは、異教の迫害の中で奮闘しているエペソの兄弟姉妹を励ましました。 1.エペソ教会  ・・・毎日ティラノの講堂で論じた。これが二年続いたので、アジアに住む人々はみな、ユダヤ人もギリシア人も主のことばを聞いた。・・・こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった。使徒 19:9~20  パウロは、第2回伝道旅行の往路で北方へ導かれたため復路でエペソに立ち寄って会堂で教えました。第3回伝道旅行で再訪して3年間(AD54~57)にわたって伝道し、教会の拠点を作りました(使徒19章)。エペソは女神アルテミス神殿を擁する25万人都市で、クリスチャンが増えたことによってアルテミス神殿模型の製...
礼拝メッセージ

「パウロ、ローマへ」(聖日礼拝メッセージ 2025/02/09)

 今日は使徒の働き29「パウロ、ローマへ」です。パウロはカイサリアで総督に対してカエサルに上訴することを希望したので船でイタリアのローマへ行くことが決まり、他の囚人と共に百人隊長ユリウスに引き渡されました。しかし、ユリウスがパウロの進言よりも船長の意見を優先したために、リキアのミラから乗り込んだアレクサンドリアの穀物定期船が大嵐に遭い難船してしまいました。パウロはAD60年初秋に出発し、マルタ島で冬の3ヵ月を過ごし、AD61年早春にローマに到着したと思われます。 1.地中海での難船  ・・・もはや航海は危険であった。そこでパウロは人々に警告して、「皆さん。私の見るところでは、この航海は積荷や船体だけでなく、私たちのいのちにも危害と大きな損失をもたらすでしょう」と言った。しかし百人隊長は、パウロの言うことよりも、船長や船主のほうを信用した。使徒 27:9~11  パウロは他の囚人と...
礼拝メッセージ

「パウロとアグリッパ王」(聖日礼拝メッセージ 2025/02/02)

 今日は使徒の働き28「パウロとアグリッパ王」です。カイサリアでAD58~60の2年間軟禁状態だったパウロは、アグリッパ王の前でもどのようにイエス様に出会い救われたのかを証しし、今訴えられているのは不当であると主張して、王様も含め皆にイエス様の救いを受けてほしいと願いました。 1.フェストゥスの期待  ところが、彼について、わが君に書き送るべき確かな事柄が何もありません。それで皆さんの前に、わけてもアグリッパ王、あなたの前に、彼を引き出しました。こうして取り調べることで、何か私が書き送るべきことを得たいのです。使徒 25:26  フェリクスの後任の総督フェストゥスは、パウロに訴えられているような罪を認めることができませんでした。フェストゥスはユダヤ人同士の宗教的な争いに手を焼き、ユダヤの王であるアグリッパ王に助けを求めました。アグリッパ王(ヘロデ・アグリッパ2世、父ヘロデ・アグリッパ...
礼拝メッセージ

「総督への弁明」(聖日礼拝メッセージ 2025/01/26)

 今日は使徒の働き27「カイサリアでのパウロ」です。エルサレムで捕らえられたパウロは、ユダヤ人たちに命を狙われましたが、ローマ軍の千人隊長によって総督フェリクスのいるカイサリアに護送され、そこで拘留されたままAD58~60の2年間を過ごしました。パウロは総督の前で身の潔白を弁明し、福音を語りました。カイサリアはユダヤでのローマ帝国の首都で、20年ほど前にローマ軍の将校コルネリウスが救われた町です。 1.パウロの主張  彼らがむちで打とうとしてパウロの手足を広げたとき、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った。「ローマ市民である者を、裁判にもかけずに、むちで打ってよいのですか。」使徒 22:25  もし私が悪いことをし、死に値する何かをしたのなら、私は死を免れようとは思いません。しかし、この人たちが訴えていることに何の根拠もないとすれば、だれも私を彼らに引き渡すことはできません。私はカ...
礼拝メッセージ

「パウロの証し」(聖日礼拝メッセージ 2025/01/19)

 今日は使徒の働き26「エルサレムでのパウロ」です。パウロは、第三回伝道旅行を終えて異邦人教会からエルサレム教会への献金(援助金)を携えてエルサレムへ向かいました。ただ、エルサレム教会ではパウロがユダヤ人を律法に背くように教えているといううわさが大きな問題になっていました。パウロは逮捕されると預言されていながら、身の危険を承知の上でエルサレムへ行って証ししました。 1.パウロへの預言  「聖霊がこう言われます。『この帯の持ち主を、ユダヤ人たちはエルサレムでこのように縛り、異邦人の手に渡すことになる。』」使徒 21:11  その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証しをしなければならい」と言われた。使徒 23:11  パウロは、迫害によって貧しくなったエルサレムの兄弟姉妹のために、ギリシアと小アジアの異邦人教...
礼拝メッセージ

「目を離さないで」(聖日礼拝メッセージ 2025/01/12)

 今日は使徒の働き25「第3回伝道旅行(3-7)へブル人への手紙(2)」です。へブル人への手紙は、ギリシア語を話すユダヤ人(または、イスラエルのユダヤ人クリスチャン)に宛てた手紙です。彼らはクリスチャンとしての信仰からかつての教え・習慣であるユダヤ教に後退していたようです。著者は救い主イエス様から目を離さないように注意を与えています。 1.新しい契約の仲介者  しかしキリストは、すでに実現した素晴らしい事柄の大祭司として来られ、人の手で造った物でない、すなわち、この被造世界の物でない、もっと偉大な、もっと完全な幕屋を通り、また、雄やぎと子牛の血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度だけ聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられました。へブル 9:11,12  キリストは新しい契約の仲介者です。へブル 9:15(9:23~28,10:1~4,10)  彼らは、せっかくイエス様を救い...
タイトルとURLをコピーしました