礼拝メッセージ

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「信仰義認」(聖日礼拝メッセージ 2025/10/26)

 10月31日(金)は「宗教改革記念日」です。1517年10月31日、マルチン・ルターが免罪符に反対して、ウィッテンベルグ城教会の扉に95箇条の提題を貼りだしました。ルターは、「①信仰義認②信仰と道徳の基準は聖書③万人祭司④信者各自に聖書を読み、理解する権利と義務あり」と主張しました。「信仰義認」について考えてみましょう。 1.律法の役割  ・・・律法を通して生じるのは罪の意識です。ローマ 3:20  ・・・律法によらなければ、私は罪を知ることはなかったでしょう。実際、律法が「隣人のものを欲してはならない」と言わなければ、私は欲望を知らなかったでしょう。ローマ 7:7  律法は私たちをキリストに導く養育係となりました。それは、私たちが信仰によって義と認められるためです。ガラテヤ 3:24  聖書は律法主義を非難しますが、律法は良いものだと言っています(Ⅰテモテ 1:8)。ひとつは...
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「大バビロンの滅亡」(聖日礼拝メッセージ 2025/10/19)

 今日のテーマは黙示録25「大バビロンの滅亡」です。黙示録18章では悪霊の巣窟である大バビロンが滅ぼされ、それらに従い利益を享受してきた者たちが嘆いている様子が描かれています。神様に従う者たちはそれらから距離を置くように勧められています。 1.大バビロンの滅び  これらのことのため、一日のうちに様々な災害、死病と悲しみと飢えが彼女を襲います。そして、彼女は火で焼き尽くされます。彼女をさばく神である主は、力ある方なのです。」    黙示録18:8  この都の中に、預言者たちや聖徒たちの血、また地上で屠られたすべての人々の血が見出されたからである。」黙示録18:24  バビロンはかつてイスラエルの民が捕囚として連行された都市です(現在のイラク)。黙示録18章では神様に敵対する政治的・宗教的・経済的都市(悪霊と汚れの巣窟)として描かれ、淫行、偶像礼拝、遊興、不正、悪行、聖徒への迫害に対す...
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「忠実な者たち」(聖日礼拝メッセージ 2025/10/12)

 今日のテーマは黙示録24「大淫婦バビロン」です。黙示録17章では大淫婦バビロンとそれに従う者たちの悪行と神様のさばきの宣告があり、子羊なるイエス様の勝利が描かれています。イエス様とともにいるのは、召されて選ばれた忠実な者たちです。 1.大淫婦バビロンへのさばき  ・・・「ここに来なさい。大水の上に座している大淫婦に対するさばきを見せましょう。地の王たちは、この女と淫らなことを行い、地に住む人々は、この女の淫行のぶどう酒に酔いました。」・・・私は、この女が聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。黙示録17:1~6  黙示録で大淫婦バビロンは神様に敵対する政治的・宗教的勢力として描かれています。彼らは地を支配する大きな力を持ち、聖徒たちを迫害することを喜びとしています。大淫婦は、七つの頭と十本の角を持つ獣に乗っています。頭と角は王たちを意味します。彼らの淫行は性的なもの...
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「審判(2)」(聖日礼拝メッセージ 2025/10/05)

 今日のテーマは黙示録23「審判(2)」です。黙示録では神様の最終的な審判が記されています。神様の審判は不従順な者を罰することと各個人の行為を判定することです。神様はご自身の公義を示されます。 1.不従順な者へのさばき  苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えることです。このことは、主イエスが、燃える炎の中に、力ある御使いたちとともに天から現れるときに起こります。主は、神を知らない人々や、私たちの主イエスの福音に従わない人々に罰を与えられます。そのような者たちは、永遠の滅びという刑罰を受け、主の御前から、そして、その御力の栄光から退けられることになります。Ⅱテサロニケ 1:7~9  黙示録では、神様に反抗し、聖徒たちを迫害して死に追いやる大バビロンである政治的・宗教的勢力を神様が厳しくさばいて滅ぼされる様子が描かれています(黙示録 18:1~3,19:1...
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「審判(1)」(聖日礼拝メッセージ 2025/09/28)

 今日のテーマは黙示録22「審判(1)」です。黙示録では神様の厳しいさばきが描かれています。神様の審判とはどのようなものでしょうか。私たちはどのように神様の審判を迎えれば良いのでしょうか。 1.神様はすべてのわざをさばかれる  結局のところ、すべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、あらゆる隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからである。伝道者 12:13,14  伝道者の書の著者であるソロモン王は、神様によって王の威厳と富と繁栄と英知が与えられ、あらゆる分野で成功を収めました。また、自分の心のおもむくままに快楽を追求しましたが、空しさだけが残りました。彼は人間にとって最も大切なことは、神様の命令を守ることだと結論を出しました。 2.酸いぶどうと毒麦  今、エルサレムの住民とユダの人よ。さあ、わたしと...
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「しかし、神様」(聖日礼拝メッセージ 2025/09/21)

礼拝メッセージ  「しかし、神様」  ケビン・ダストウ兄  しかし、主よ あなたこそ  私の周りを囲む盾  私の栄光 私の頭を上げる方。     詩篇 3:3  この身も心も尽き果てるでしょう。  しかし 神は私の心の岩  とこしえに 私が受ける割り当ての地。 詩篇 73:26 創立50周年記念のみことば  創立50周年にあたり、哀歌3:22のみことばが与えられました。  エレミヤはイスラエルが捕囚となり、エルサレムが廃墟となったことを嘆き悲しみ涙を流しました。しかし、エレミヤは主のあわれみと真実に目を向け、必ず復興してくださるとの信仰を言い表しました。  思い返すと50年間いろいろなことがありました。教会全体が喜びに包まれて主を賛美したことも、涙を流して悲しみに暮れたこともありました。しかし、どのような場面でも主があわれみによって励ましと助けを与えて支えて...
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「七つの災害(2)」(聖日礼拝メッセージ 2025/09/14)

 今日のテーマは黙示録20「七つの災害(2)」です。16章では七人の御使いの鉢から繰り出される七つの災害が具体的に描かれています。これは、8章~11章にある七人の御使いのラッパによる災害と似ています。ここでも神様は悔い改めのチャンスを与えてくださっていますが、サタンに従う者たちの頑なな心は変わりません。 1.七つの災害  また私は、大きな声が神殿から出て、七人の御使いに、「行って、七つの鉢から神の憤りを地に注げ」と言うのを聞いた。第一の御使いが出て行き、鉢の中身を地に注いだ。すると、獣の刻印を受けている者たちと獣の像を拝む者たちにひどい悪性の腫物ができた。黙示録 16:1,2  神様の憤りで満ちた金の鉢が七人の御使いに手渡され、その鉢が次々に注がれて、災害が発生します。①獣の像を拝む者たちに悪性の腫物②海は血の海となり、生物の死③川が血の川④太陽の炎熱による死⑤獣の王国が暗闇におおわ...
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「七つの災害(1)」(聖日礼拝メッセージ 2025/09/07)

 今日のテーマは黙示録20「七つの災害(1)」です。15章は16章の七つの災害の導入部分です。神様に反抗し悔い改めないでサタンに従う者たちへの神様の憤りとガラスの海のほとりで静かに神様をほめたたえる人々の様子が対照的に描かれています。イエス様は私たちを神様の御怒りから救い出し、平安を与えてくださいました。 1.七つの災害  また私は、天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。七人の御使いが、最後の七つの災害を携えていた。ここに神の憤りは極まるのである。黙示録 15:1  七人の御使いが、七つの災害を携えて神殿から出て来た。・・・また、四つの生き物の一つが、七人の御使いたちに七つの金の鉢を渡したが、それには世々限りなく生きておられる神の憤りが満ちていた。黙示録 15:6,7  七人の御使いは、神様の憤りである七つの災害が満ちた金の鉢を渡されました。七つの災害(①腫物、②血の海、③...
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「贖われた者」(聖日礼拝メッセージ 2025/08/31)

 今日のテーマは黙示録19「贖われた者」です。ヨハネは、十四万四千人の人たち、三人の御使い、鋭い鎌を持つ人の子のような方を見ました。この場面では、神様に付く者たちとサタンに付く者たちが明確に分かれ、さばきの鋭い鎌が振るわれます。私たちに必要なものはなんでしょうか。 1.十四万四千人の人たち  また私は見た。すると見よ。子羊がシオンの山の上に立っていた。また、子羊とともに十四万四千人の人たちがいて、その額には子羊の名と、子羊の父の名が記されていた。・・・彼らは、子羊が行く所、どこにでもついて行く。彼らは、神と子羊に献げられる初穂として、人々の中から贖い出されたのである。彼らの口には偽りが見出されなかった。彼らは傷のない者たちである。 黙示録 14:1~5  イエス様を信じて贖われた者たちの額には、「666」ではなく、イエス様と父なる神様の名前が記されています。それは私たちが自分の持ち物...
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「忍耐と信仰」(聖日礼拝メッセージ 2025/08/24)

 今日のテーマは黙示録18「二匹の獣」です。ヨハネは、海と地から上って来る二匹の獣を見ました。二匹の獣とも神様とクリスチャンに対抗して神様を冒涜し、人々を惑わし、自分を拝ませます。クリスチャンには、忍耐と信仰、反キリストを見分ける知恵が必要です。 1.海からの一頭の獣  また私は、海から一頭の獣が上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。その角には十の王冠があり、その頭には神を冒涜する様々な名があった。黙示録 13:1(ダニエル 7:1~21)  海からの一頭の獣は、竜であるサタンから権威を与えられた独裁的国家・政治的人物(反キリスト)と考えられている。獣は、十本の角と冠(主権と力)、七つの頭(帝国と王)を持ち、神様と教会を冒涜します。一人の王は致命的な傷から復活することにより、多くの人々が惑わされて獣を拝むようになります。獣の前にクリスチャンたちは打ち負かされて殉教し...
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