今日は新約聖書の人物「イエス様」の「教え」について見ていきます。イエス様が語られた天の御国の福音は、私たちが考えるこの世の教えではなく、とても新鮮で大切な教えです。この教えは、私たちに救い、罪、歩むべき道、生きるための指針を与えてくれる唯一のものです。
1.山上の説教(垂訓):「至福の教え」(八福)
「心の貧しい者・・・、悲しむ者・・・、柔和な者・・・、義に飢え渇く者・・・、あわれみ深い者・・・、心のきよい者・・・、平和をつくる者・・・、義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。マタイ 5:3~10
すべての人が「幸い」を求めています。イエス様は一時的なうわべだけの幸いではなく、本当の「幸い」について教えてくださいました。それはこの地上の価値観、私たちの浅はかな考えでは及びのつかないものです。
2.右の目がつまずかせるなら
もし右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨てなさい。からだの一部を失っても、全身がゲヘナに投げ込まれないほうがよいのです。マタイ 5:29
イエス様は私たちの将来をご存知なので、罪人に必ず訪れる永遠の滅びを免れる道を教えてくださいました。もちろん文字通りに目をえぐり出して捨てろという意味ではなく、罪とその刑罰について真剣に取り組みなさい。救い主イエス様を信じて罪の赦しを得なさいということです。
3.自分が量るその秤で
あなたがたは、自分が量るその秤で自分にも量り与えられ、その上に増し加えられます。マルコ 4:24
おまえは、自分がしたように、自分にもされる。おまえの報いは、おまえの頭上に返る。オバデヤ 15(士師記 1:5~7)
イエス様は、私たちの言動が後に自分に大きな影響を与えることを教えてくださいました。自分を大目に見て大いに理解を示すことをしますが、それと同様に隣人を愛することが最重要事項だと教えておられます。
『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。』これらよりも重要な命令は、ほかにありません。」マルコ 12:31
4.イエス様の「教え」に生きる
わたしを拒み、わたしのことばを受け入れない者には、その人をさばくものがあります。わたしが話したことば、それが、終わりの日にその人をさばきます。ヨハネ 12:48
現在は、偽りの教え、この世の価値観、サタンに属する教えが世の中に満ちていますし、キリスト教界、教会、牧師、信徒にも忍び込んできています。イエス様の健全なことば、敬虔にかなう教えを追い求め、へりくだってイエス様から教えていただき、仕えさせていただきましょう。
私たちの主イエス・キリストの健全なことばと、敬虔にかなう教えに同意しない者がいるなら、その人は高慢になっていて、・・・Ⅰテモテ6:3,4