「マルタとマリアとラザロ」(聖日礼拝メッセージ 2023/01/15)

 今日は新約聖書の人物「マルタとマリアとラザロ」の兄弟です。初めに、姉マルタがイエス様と弟子たちの一行を自宅に招き、その後親しい交流がありました。福音書にいつくかのエピソードが記されています。

1.良いほうを選んだマリア
 マルタという女の人がイエスを家に迎え入れた。・・・マルタ、あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。しかし、必要なことは一つだけです。・・・取り上げられることはありません。ルカ10:38~42

 マルタはイエス様と弟子たちを招き、ご馳走で歓迎を表したかったようです。しかし、妹のマリアが手伝いもせずイエス様の話に聞き入っていたのでイライラを爆発させてしまいました。イエス様は本当に大切な霊的なことを教えてくださいました。(ローマ 14:17~19、ヤコブ 2:14~17)

2.ラザロのよみがえり
 ある人が病気にかかっていた。べタニアのラザロである。 ヨハネ11:1
 「主よ。もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。」ヨハネ 11:32
 イエスは大声で叫ばれた。「ラザロよ。出て来なさい。」ヨハネ 11:43

 イエス様はラザロを愛しておられましたが病気のことを聞いてもすぐには駆け付けませんでした。周りの人々の信仰を試されたのかもしれません。イエス様は人々の不信仰に憤りを覚えてラザロをよみがえらせました。しかし、その後イエス様とラザロは敵対する祭司長たちとパリサイ人たちから命を狙われることになりました(ヨハネ 11:53,12:10,11)。

3.香油を塗ったマリア
 一方マリアは、純粋で非常に高価なナルドの香油を1リトラ取って、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。・・・イエスは言われた。「そのままさせておきなさい。マリアは、わたしの葬りの日のために、それを取っておいたのです。ヨハネ 12:1~8(マタイ 26:6~13、マルコ 14:3~9)

 イエス様は過越の祭りの6日前にべタニアにいました。マリアは300万円もする高価なナルドの香油をイエス様の足に塗って自分の髪でぬぐいました。弟子たちは無駄なことをしたと非難しましたが、イエス様はご自分の埋葬の準備をしてくれたとほめました。マリアはイエス様がこれから向かわれる十字架の贖いを見据えていたようです(マタイ 16:21,20:18,19)。

4.マリアたちの信仰
 イエスは涙を流された。ユダヤ人たちは言った。「ご覧なさい。どんなにラザロを愛しておられたことか。」ヨハネ 11:35,36

 マリアたちはイエス様を愛し、イエス様もご自分を受け入れて慕ってくる彼らを愛しておられました。イエス様を心から受け入れる者は幸いです。
 
 わたしが遣わす者を受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。そして、わたしを受け入れる者は、わたしを遣わされた方を受け入れるのです。」ヨハネ 13:20

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