共に苦しまれる主(礼拝メッセージ2011/06/26)

 私は、主の恵みと、主の奇しいみわざをほめ歌おう。主が私たちに報いてくださったすべての事について、そのあわれみと、豊かな恵みによって報いてくださったイスラエルの家への豊かないつくしみについて。
 主は仰せられた。「まことに彼らはわたしの民、偽りのない子たちだ。」と。こうして、主は彼らの救い主になられた。
 彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、ご自身の使いが彼らを救った。その愛とあわれみによって主は彼らを贖い、昔からずっと、彼らを背負い、抱いて来られた。                               イザヤ63:7~9

 私たちの天の神様は、あわれみ深い方です。ご自身の反抗的な民を「私の民、偽りのない子たち」を呼んで下さいます。
 愛を持って私たちを造り、この地上に誕生させて下さいました。人は罪ゆえに苦しみの中にありますが、その苦しみを共に経験してくださり、その苦しみから救われる道を与え、その苦しみを善に変えてくださるのです。天の神様は、いつも私たちを招いておられます。(イザヤ59:1~5)

 ああ。渇いている者はみな、水を求めて出て来い。金のない者も。さあ、穀物を買って食べよ。さあ、金を払わないで、穀物を買い、代価を払わないで、ぶどう酒と乳を買え。
 なぜ、あなたがたは、食糧にもならない物のために金を払い、腹を満たさない物のために労するのか。わたしに聞き従い、良い物を食べよ。そうすれば、あなたがたは脂肪で元気づこう。 イザヤ 55: 1,2

 私たちの救い主イエス様は、どのような反抗的な人であってもへりくだって救いを求める者をただちに救ってくださいます。

 神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。捕われ人には解放を、囚人には釈放を告げ、主の恵みの年と、われわれの神の復讐の日を告げ、すべての悲しむ者を慰め、シオンの悲しむ者たちに、灰の代わりに頭の飾りを、悲しみの代わりに喜びの油を、憂いの心の代わりに賛美の外套を着けさせるためである。彼らは、義の樫の木、栄光を現わす主の植木と呼ばれよう。     イザヤ 61: 1~3

 700年の時を経て、ルカ4:14~22でこの預言は成就しました。
 天の神様は、救い主イエス様を通して、心が傷つき、間違った考えに捕らわれ、サタン・悪霊・罪の束縛にある私たちを解放して下さいます。

 それから、イエスはご自分の育ったナザレに行き、いつものとおり安息日に会堂にはいり、朗読しようとして立たれた。
 すると、預言者イザヤの書が手渡されたので、その書を開いて、こう書いてある所を見つけられた。わたしの上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油を注がれたのだから。主はわたしを遣わされた。捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。」 
 イエスは書を巻き、係りの者に渡してすわられた。会堂にいるみなの目がイエスに注がれた。
 イエスは人々にこう言って話し始められた。「きょう、聖書のこのみことばが、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」    ルカ4:16~22

 人々は、どれほどこのイエス様のことばを喜んだことでしょうか。救い主(メシヤ)を長い間待ち望んできました。そのお方が今、目の前にいるのです。自分自身が歴史の証人となっていることに感動を覚えたはずです。このお方こそ、私たちを解放してくださる唯一のメシヤなのです。感謝して受け入れましょう。

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