「希望の神」(聖日礼拝メッセージ 2024/12/1)アドベント(待降節)

 今日は使徒の働き25「第3回伝道旅行(3-3)Ⅱコリント」です。 パウロは、第3回伝道旅行(使徒 18:23~20:38)でエペソからコリント人への手紙第一を書き送り、その後マケドニアに入りピリピとテサロニケ地方の教会を訪問し、その時にコリント人への手紙第二を書き送りました。この手紙でパウロは、苦難や戸惑いの中でも神様が様々な事柄を通し、すべてを善に変えて希望を与えてくださると証します。

1.苦難を慰めと力に
 神は、どのような苦しみの時にも、私たちを慰めてくださいます。それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。Ⅱコリント 1:4

 ですから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。私たちの一時の軽い苦難は、それとは比べものにならないほど重い永遠の栄光を、私たちにもたらすのです。Ⅱコリント 4:16,17

 パウロほど苦難に遭った人はいないでしょうが(Ⅱコリント 11:23~33)、パウロはその中に神様の慰めがあり、その慰めが苦難に耐える力を与えてくださると断言します。パウロの視点は、苦難にではなく、助けと慰めを与えてくださる神様に向けられています。イエス様のために苦難に遭うことは、イエス様の苦しみと喜びを共有することです。

2.テトスの報告
 気落ちした者を慰めてくださる神は、テトスが来たことで私たちを慰めてくださいました。Ⅱコリント 7:6

 神のみこころに添った悲しみは、後悔のない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします。Ⅱコリント 7:10

 パウロは、コリント教会の現状と問題に対して厳しい第一の手紙を送りましたが、コリント教会の兄弟姉妹がその手紙をどのように受け取り、どのような反応を示したのか、問題は解決に向かっているのか、とても気にしていました。コリント教会を訪問していたテトスは、パウロの第一の手紙によって問題が解決に向かっていることを報告しました。神様は教会の問題に関して、テトスを通してパウロに希望を与えてくださいました。

3.危険からの救い
 神は、それほど大きな死の危険から私たちを救い出してくださいました。これからも救い出してくださいます。私たちはこの神に希望を置いています。Ⅱコリント 1:10(11:23~33)

 パウロは、様々な危険から神様によって救出された経験から、自分に頼るのではなく、どんな時にも最善をなしてくださる神様に頼ることを学んできました。神様の助けは、私たちが思い描くものではないかもしれませんが、それは他の人を慰め励ますため、自分の成長のためのみこころかもしれません。神様のお考えは私たちの考えをはるかに超えています。

 私たちが労苦し、苦闘しているのは、すべての人々、特に信じる人々の救い主である生ける神に、望みを置いているからです。Ⅰテモテ 4:10

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