私たちを創造され、救いを成し遂げ、日々愛と恵みを与えてくださる神様、私たちが信じ、愛し、仕える神様は、唯一のお方です。唯一のものは、とても大切なものです。聖書は、すべての人に対して、このお方だけを自分の神様とし、このお方だけに礼拝をささげるように命じています(出エジプト 20:3~6)。
1.唯一のお方
あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。 出エジプト 20:3
聞け、イスラエルよ。主は私たちの神。主は唯一である。あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。申命記 6:4,5(マルコ 12:30)
神様は、霊性(非物質的で目に見えないが、人格を持つ創造者、保持者、支配者、維持者)、自存性(必然的に存在)、無限性(空間を超越)、永遠性(時間的に無限)を備えられたお方です。人間が造った神々は、人間に依存しなければ存在できませんが、創造主なる唯一の神様は、「わたしはある」というお方です(出エジプト 3:14)。
2.強情な人間のこころ
民はモーセが山から一向に下りてこようとしないのを見て、・・・「さあ、われわれに先立って行く神々を、われわれのために造ってほしい。」・・・それを鋳物の子牛にした。・・・民は、座っては食べたり飲んだりし、立っては戯れた。出エジプト 32:1~6
イスラエルの民は、エジプトの奴隷状態から神様の様々な奇蹟によって解放されました。また、荒野では神様の臨在のもと奇蹟によって生かされて来ました。しかし、モーセの律法付与によるシナイ山からの下山が少し遅れただけで簡単に心が偶像に移ってしまい、創造主である愛と救いと恵みにあふれた、唯一の神様を退けてしまいました。
人の心は変わりやすいもので、今、神様の恵みに感謝したかと思えば、次の瞬間には不平不満を言って神様をあっさりと捨ててしまう傲慢な者です。
3.幸せの道
・・・聞いて守り行いなさい。そうすれば、あなたは幸せになり、・・・あなたは乳と蜜の流れる地で大いに増えるであろう。 申命記 6:3
節操のない者たち。世を愛することは神に敵対することだと分からないのですか。世の友となりたいと思う者はだれでも、自分を神の敵としているのです。それとも、聖書は意味もなく語っていると思いますか。「神は、私たちのうちに住まわせた御霊を、ねたむほどに慕っておられる。」 ヤコブ 4:4,5(申命記 6:15)
神様は私たちの創造者ですから、私たちがどのように生きたら幸いな者になれるかをご存じです。そのためにみことばと救い主イエス様を与えてくださいました。罪を悔い改めて救いをいただき、心といのちと力を尽くして、神様を愛する者は幸いです。唯一の神様を軽んじて、偶像や神様以上に大切なものを心に秘めている者は、神様に敵対する者です。