「罪の始まり」(聖日礼拝メッセージ 2021/07/04)

罪はどのようにこの世に入り込み、私たちにどのような影響を与えたのでしょうか。救い主イエス様による罪からの救いと私たちが取るべき罪への対処方法を考えましょう。

1.罪の始まり
 そこで、女が見ると、その木は食べるのに良さそうで、目に慕わしく、またその木は賢くしてくれそうで好ましかった、それで、女はその実を取って食べ、ともにいた夫にも与えたので、夫も食べた。   創世記 3:6
 
 罪の始まりは、アダムとエバが神様に従うか、悪魔に従うか、試されることからでした。自由意志が与えられている二人は、神様のご命令より悪魔の唆しに乗り、神様の所有物を盗み、悪魔のウソの方を信じて従いました。エバは、自分の欲に引かれて罪を犯し、アダムを共犯者として取り込みました。アダムはエバを諫めるどころか自分も共犯者になることに同意しました。第一の戒めである「神を愛せよ」を破ったことになります。

 こういうわけで、ちょうど一人の人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして、すべての人が罪を犯したので、死がすべての人に広がった・・・ローマ 5:12

2.罪からの救い
 すなわち、ちょうど一人の人の不従順によって多くの人が罪人とされたのと同様に、一人の従順によって多くの人が義人とされるのです。律法が入って来たのは、違反が増し加わるためでした。しかし、罪の増し加わるところに、恵みも満ちあふれました。ローマ 5:19,20

 アダムの不従順によって、すべての人が罪人とされましたが、イエス様の従順によって、多くの人が罪赦されて義人とされ、永遠のいのちに導いていただきました。アダムは古い人(地、土、血肉)のかしらであり、イエス様は新しい人(御霊、天)のかしらです。

 第一の人は地から出て、土で造られた人ですが、第二の人は天から出た方です。・・・天に属する方のかたちも持つことになるのです。Ⅰコリント 15:44~49

3.誘惑に対する勝利
 人が誘惑にあうのは、それぞれ自分の欲に引かれ、誘われるからです。そして、欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。ヤコブ1:14,15

 誘惑に陥らないように、目を覚まして祈っていなさい。霊は燃えていても肉は弱いのです。マタイ 26:41

 神様が私たちを罪に誘惑することはあり得ません。ただ、私たち人間には自分の欲望を満足させ、自分自身が神になりたがる傾向があります。いくら心が燃えていても肉体は弱いものです。
 罪と死と悪魔に勝利された救い主イエス様を信じて頼り、みことばによって悪魔に立ち向かい、互いに励まし合いながら主の道を歩みましょう。

 どのようにして若い人は自分の道を清く保つことができるでしょうか。あなたのみことばのとおりに 道を守ることです。詩篇 119:9

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