「イエス様はなぜ受肉されたのか」(聖日礼拝メッセージ 2021/08/29)

 先週は、受肉前のイエス様について見ました。今週は「受肉」です。計り知れない栄光に富んでおられたイエス様は、なぜわざわざこの地に降って来られ、卑しい人間の姿を取られたのでしょうか。
 そこには私たちへの計り知れない愛がありました。

1.長期計画による受肉
 アブラハムからダビデまでが全部で14代、ダビデからバビロン捕囚までが14代、バビロン捕囚からからキリストまでが14代となる。マタイ 1:17
 イエス様の受肉は、天地創造前に計画され長い備えの期間がありました。

2.なぜ受肉されたのか
1)神様の約束、預言の成就:御子(救い主、王)の誕生の予告
 キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者たちのしもべとなられました。父祖たちに与えられた約束を確証するためであり、また異邦人もあわれみのゆえに、神をあがめるようになるためです。ローマ 15:8,9

2)父なる神様を現わす:神様の存在、ご性質、愛を現された
 いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。ヨハネ 1:18

3)忠実な大祭司となるため:罪以外、私たちと同じくなる必要があった
 神に関わる事柄について、あわれみ深い、忠実な大祭司となるために、イエスはすべての点で兄弟たちと同じようにならなければなりませんでした。それで民の罪の宥めがなされたのです。へブル 2:17

4)罪を取り除くため:第一の目的、犠牲、身代わりの死
 キリストはただ一度だけ、世々の終わりに、ご自分をいけにえとして罪を取り除くために現れてくださいました。へブル 9:26

5)悪魔を滅ぼすため-悪魔のわざ、根源である罪を滅ぼすため
 子たちがみな血と肉を持っているので、イエスもまた同じように、それらのものをお持ちになりました。それは、死の力を持つ者、すなわち、悪魔をご自分の死によって滅ぼし、死の恐怖によって一生涯奴隷としてつながれていた人々を解放するためでした。 へブル 2:14,15

6)正しい人生の模範を示すため-イエス様のように生きられる事を示す
 キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残された。 Ⅰペテロ 2:21

7)再臨の備えのため-救いの完成のため
 キリストも、多くの人の罪を負うために一度ご自分を献げ、二度目には、罪を負うためではなく、ご自分を待ち望んでいる人々の救いのために現れてくださいます。へブル 9:28

3.愛のメッセージを伝えてくださったイエス様
 わたしは、真理について証しするために生まれ、そのために世に来ました。                 ヨハネ18:37(ピリピ 2:6~8)
 イエス様は、愛を伝え、身をもって愛を示すために受肉されました。

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