「不信仰と不従順」(聖日礼拝メッセージ 2022/08/14)

 今日の人物はイスラエルの最初の王「サウル」です。サムエルは王の即位にあたり、民と王に対して神様に誠実に従うよう命じました(Ⅰサムエル 12:18~25)。サウル王は、最初は謙遜でアンモン人との戦いに勝利しますが、その後、不信仰と不従順によって神様の前から退けられます。しかし、彼は認めず、次の王ダビデの命を狙い続け、最後は戦死しました。

1.従うことはいけにえにまさる
1)越権行為
 ・・・全焼のささげ物を献げたのです。」サムエルはサウルに言った。「愚かなことをしたものだ。あなたは、あなたの神、主が命じた命令を守らなかった。・・・あなたの王国は立たない。Ⅰサムエル 13:12~14
 
 サウル王は、祭司しかできない犠牲を自分で献げてしまいました。

2)不従順
 なぜ、あなたは主の御声に聞き従わず、分捕り物に飛びかかり、主の目に悪であることを行ったのですか。」・・・見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。従わないことは占いの罪、高慢は偶像礼拝の悪。・・・     Ⅰサムエル 15:19~23

 サウル王は、神様の聖絶の命令に従いませんでした。

3)霊媒
 サウルは国内から霊媒や口寄せを追い出していた。   Ⅰサムエル 28:3
 サウルは言った。「私のために霊媒によって占い、・・・Ⅰサムエル 28:8

 サウル王は、聖書で禁じられている霊媒(申命記 18:11、Ⅰコリント 10:20,21)を追放しておきながら、自分のために死者に伺いをたてました。

2.嫉妬
 「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った。」サウルは、このことばを聞いて激しく怒り、不機嫌になって・・・ダビデに目をつけるようになった。・・・サウルは槍を投げつけた。・・・Ⅰサムエル 18:7~11

 サウル王は、自分が退けられダビデが次の王になることを受け入れず、嫉妬して追いかけて何度も殺そうとし、精神を患い非業の死を遂げました。

3.敵対から和解へ
 敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させていただいたのなら、和解させていただいた私たちが、御子のいのちによって救われるのは、なおいっそう確かなことです。 ローマ 5:10

 私たちもサウル王のように罪の中にあって、神様に敵対していましたが、あわれみの神様は、愛するひとり子イエス様の十字架の死と復活によって、私たちの罪を赦し、和解してくださいました。さらに和解の務めを私たちに委ねてくださいました(Ⅱコリント 5:17~19)。礼拝を休んで、神様への献金のために稼いでも神様は喜ばれません。(箴言 28:6)

 主があなたに何を求めておられるのかを。それは、ただ公正を行い、誠実を愛し、へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか。ミカ 6:8

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