今日の人物は「ホセア」です。ホセアは、BC758~725、北王国イスラエルのヤロブアムⅡ世の治世に預言者として活動し、北王国イスラエルの滅亡(アッシリア捕囚 BC720)について預言しました。
神様は、預言者ホセアに姦淫の女ゴメルを妻にするように命じて、神様に愛されていながら背信の罪を悔い改めないイスラエルになぞらえて、神様の変わらない愛を示されました。
1.イスラエルの愛と裏切り
・・・ヤロブアム(Ⅱ世)が王となり、サマリアで41年間、王であった。彼は主の目に悪であることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムのすべての罪から離れなかった。Ⅱ列王記 14:23,24
主はホセアに言われた。「行って、姦淫の女と姦淫の子らを引き取れ。この国は主に背を向け、淫行にふけっているからだ。」ホセア 1:2
神様は、イスラエルの現状と来たるべきさばきを示すために、預言者ホセアと姦淫の女ゴメルを結婚させ、3人の子を与えられました。その子らの名には神様のメッセージが込められていました。イズレエル(虐殺の地)、ロ・ルハマ(あわれまれない)、ロ・アンミ(わたしの民ではない)。しかし、ゴメルはホセアのもとを離れて再び姦淫に走りました。
2.神様の愛と赦し
主は私に言われた。「再び行って、夫に愛されていながら姦通している女を愛しなさい。ちょうど、ほかの神々の方を向いて干しぶどうの菓子を愛しているイスラエルの子らを、主が愛しているように。」それで私は、・・・彼女を買い取り、彼女に言った。「これから長く、私のところにとどまりなさい。もう姦淫したり、ほかの男と通じたりしてはいけない。私もあなたにとどまろう。」ホセア 3:1~3
神様は、ホセアに対して再び姦淫に走る妻ゴメルを愛するように命じました。神様は、一貫して変わらない愛と赦しを示してくださいました。
「わたしは彼らの背信を癒やし、喜びをもって彼らを愛する。わたしの怒りが彼らから離れ去ったからだ。ホセア 14:4(ローマ 9:25,26)
3.罪の現状とイエス様の救いを伝える
すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、ローマ3:23
神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって、私たちにいのちを得させてくださいました。それによって、神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。Ⅰヨハネ 4:9,10
神様は、先に救いをいただいた私たちに和解の福音を委ねてくださいました。神様、イエス・キリスト、聖書、救い、赦し、天国、地獄を先に知らせてただいたのは私たちです。すべての人が神様の前に罪があり、悔い改めてイエス・キリストを救い主として信じる者が、罪の赦しをいただけます。ホセアのように、身をもって神様の救いを伝えていきましょう。