クリスマスは私たちの心を明るくしホッとさせてくれます。ケーキやプレゼントがあるからでしょうか。いいえ、クリスマスには神様の愛があふれているからです。神様に背を向けて罪に陥ってしまった暗黒の世界に一筋の希望の光が到来した日がクリスマスです。その希望の陰には大きな犠牲が伴っていました。
１．御父に遣わされたイエス様
ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。1人の男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。・・・これを支える。今よりとこしえまで。万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。 イザヤ 9:6,7
神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。ヨハネ 3:17
イエス様はたまたま現れて救い主になったわけではありません。イエス様は、天地万物を創造された神様の壮大かつ綿密な救いの計画により、旧約聖書で予め告げられていた預言の成就として誕生してくださいました。神様のひとり子であるイエス様は、罪の中にある私たちを救うために来られました。
２．へりくだられたイエス様
万物は御子によって造られ、御子のために造られました。コロサイ 1:16
キリストは、神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、人間と同じようになられました。人としての姿をもって現れ、自らを低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。ピリピ 2:6～8
イエス様は、父なる神様と共に天地万物を創造された神様です。そのお方が神様としての栄光を捨てて、罪ある世界に人として来てくださり、私たちの身代わりとして十字架で救いを完成して復活されました。ここに、神様の愛があります。神様は、罪と失望の暗黒の中にあった私たちを顧みてくださり、深いあわれみと優しさを示してくださいました。
３．私たちが愛し合うために
彼らがしている行いはすべて人に見せるためです。彼らは聖句を入れる小箱を大きくしたり、衣の房を長くしたりするのです。マタイ 23:5
へりくだられたイエス様に対して、人は自分を立派に見せようと必死になります。律法学者たち、きらびやかに着飾った宗教家たち、信徒を服従させて権力をふるう牧師たちは、イエス様ともイエス様が求めておられる信者像とも全く無縁です。イエス様は、相手を自分よりもすぐれた者と思い（ピリピ 2:3）、互いに尊敬し合い（ヨハネ 13:34）、仕えられるのではなく仕える者になりなさい（マルコ 10:43,45）と教えられました。イエス様の愛と赦しを経験した者は、その愛と赦しを隣人に与え続けます。
私たちは自分たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにとどまる人は神のうちにとどまり、神もその人のうちにとどまっておられます。Ⅰヨハネ 4:16
