「7つのラッパ(1)」(聖日礼拝メッセージ 2025/07/27)

 今日のテーマは黙示録14「7つのラッパ(1)」です。8章で第七の封印が解かれてから、少しの間静けさがあり、7人の御使いに7つのラッパが与えられました。また、別の御使いによって聖徒たちの祈りに添えて香炉がささげられました。今日は、第一から第四のラッパを見ていきましょう。

1.香は祈り
 別の御使いが来て、金の香炉を持って祭壇のそばに立った。すると、たくさんの香が彼に与えられた。すべての聖徒たちの祈りに添えて、御座の前にある金の祭壇の上で献げるためであった。香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。 黙示録 8:3.4(5:8)

 私の祈りが 御前への香として 手を上げる祈りが 夕べのささげ物として立ち上りますように。詩篇 141:2

 災いが始まる前の一時の静けさの中で、聖徒たちの祈りが主の前に献げられます。香は聖徒たちの祈りであり(黙示録 5:8)、金の香炉の香は聖徒たちの祈りをきよめる働きとも言われます。私たちの祈りは、日常的なもの、なにげないもの、必死なもの、いろいろありますが、神様の前にはかぐわしいものとしてすべて立ち上っています。

2.ラッパが吹かれた
 また、七つのラッパを持った七人の御使いたちは、ラッパを吹く用意をした。第一の御使いがラッパを吹いた。すると、血の混じった雹と火が現れて、地に投げ込まれた。そして地の三分の一が焼かれ、木々の三分の一も焼かれ、すべての青草も焼かれてしまった。黙示録 8:6,7

 第一のラッパ:血の雹と火(稲妻?)が地へ 
        火災(出エジプト 9:23~25、ヨエル 2:30、使徒 2:19)
 第二のラッパ:火の山(?)が海へ
        海が血に、海洋生物の死、船舶破壊(出エジプト7:20~24)
 第三のラッパ:隕石(苦よもぎ)が川と水源へ 水質汚染、人々の死
 第四のラッパ:太陽・月・星の1/3が打たれる 昼夜の減光
        (出エジプト 10:21、アモス 8:9、ヨエル 3:15)

 災いのラッパが吹かれ、天と地の三分の一が打たれてしまい、自然災害に襲われて多くの人々が死に至ります。しかし、イエス様を信じ、従う者は、イエス様が試練の時に守ってくださいます(黙示録 3:10)。

3.悔い改めの促し
 これらの災害によって殺されなかった、人間の残りの者たちは、悔い改めて自分たちの手で造った物から離れるということをせず、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木で造られた偶像、すなわち見ることも聞くことも歩くこともできないものを、拝み続けた。また彼らは、自分たちが行っている殺人、魔術、淫らな行いや盗みを悔い改めなかった。黙示録 9:20,21

 様々な災害が人々に降りかかってきますが、これらは悔い改めのチャンスです。神様は、惰性によって不信仰や罪の道に歩んでしまっている私たちに、その現状に気づかせて、悔い改めの機会を与えてくださっています。私たちの心は自分が思っている以上に鈍感なものです。

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