「七つの災害(2)」(聖日礼拝メッセージ 2025/09/14)

 今日のテーマは黙示録20「七つの災害(2)」です。16章では七人の御使いの鉢から繰り出される七つの災害が具体的に描かれています。これは、8章~11章にある七人の御使いのラッパによる災害と似ています。ここでも神様は悔い改めのチャンスを与えてくださっていますが、サタンに従う者たちの頑なな心は変わりません。

1.七つの災害
 また私は、大きな声が神殿から出て、七人の御使いに、「行って、七つの鉢から神の憤りを地に注げ」と言うのを聞いた。第一の御使いが出て行き、鉢の中身を地に注いだ。すると、獣の刻印を受けている者たちと獣の像を拝む者たちにひどい悪性の腫物ができた。黙示録 16:1,2

 神様の憤りで満ちた金の鉢が七人の御使いに手渡され、その鉢が次々に注がれて、災害が発生します。①獣の像を拝む者たちに悪性の腫物②海は血の海となり、生物の死③川が血の川④太陽の炎熱による死⑤獣の王国が暗闇におおわれる⑥ユーフラテス川が涸れ、蛙のような汚れた霊どもが王たちを惑わしてハルマゲドンの戦いに招集⑦天変地異、大バビロンへのさばき、これらは、出エジプト(7~12章)やイエス様の預言(マタイ24章)と深い関連があり、黙示録6~11章の詳述とも解されます。

2.悔い改めない者たち
 これらの災害を支配する権威を持つ神の御名を冒涜した。彼らが悔い改めて神に栄光を帰することはなかった。/その苦しみと腫物のゆえに天の神を冒涜し、自分の行いを悔い改めようとしなかった。 黙示録 16:9,11

 神様は愛とあわれみのお方ですから、神様に反抗し罪に支配されサタンに付き従う者たちであっても、最後まで悔い改めることを願い、立ち返ることを待っておられます。悔い改めとは、自分の生き方の基準を改め、神様に栄光を帰することです。生き方の基準が変わると生き方と行いが変わります。(Ⅱペテロ 3:9)
 
 それとも、神のいつくしみ深さがあなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かないつくしみと忍耐と寛容を軽んじているのですか。あなたは、頑なで悔い改める心がないために、神の正しいさばきが現れる御怒りの日の怒りを、自分のために蓄えています。ローマ 2:4,5

3.真実で正しいさばき
 水をつかさどる御使いがこう言うのを聞いた。「今おられ、昔おられた聖なる方、あなたは正しい方です。このようなさばきを行われたからです。/また私は、祭壇がこう言うのを聞いた。「しかり。主よ、全能者なる神よ。あなたのさばきは真実で正しいさばきです。」黙示録16:5,7

 神様は創造主・絶対者であり、律法を定められたお方です。神様が善悪の基準を決められたので、誠実で真実なお方のさばきは真実です。特に、神様の愛と赦しを拒否し、神様を冒涜して聖徒や預言者をゆえもなく殺す者たちが厳しいさばきを受けるのはふさわしいことです。

 帰って来た主人に、目を覚ましているのを見てもらえるしもべたちは幸いです。ルカ 12:37

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