今日のテーマは黙示録37「千年王国(2)」です。人は、人間の進化と教育あるいは社会体制の変革により理想世界が到来すると考え、異教においては全世界を治める類い稀な君主により地上に楽園が到来すると考えました。しかし、神様が到来させてくださる千年王国こそが真の楽園です。
1.千年王国説の変遷
千年王国の各説は時代背景によって変わってきました。
1)初代教会~3世紀:千年期前再臨説:ローマ帝国の激しい迫害の中で、再 臨と「悪」に対する「善」の究極的な勝利が待望された。
2)中世、宗教改革時代:無千年期説:キリスト教の国教化、千年期前再臨説 の過激な主張に対して、比喩的、象徴的、神秘的解釈に傾く。カトリック教 会の教えとなる。
3)近代、17世紀:千年期前再臨説の盛り返し、千年期後再臨説の台頭。
4)19世紀:千年期前再臨説の盛り返し。聖約期分割主義(ディスペンセーシ ョン主義)の広まり。カルバンの流れは無千年期説。
5)19世紀終~20世紀:千年期後再臨説:進化論の影響。
6)20世紀:千年期前再臨説:2度の世界大戦。
7)現代(福音派):無千年期説、千年期後再臨説、千年期前再臨説(ディス ペンセーション主義、歴史的)
※ディスペンセーション主義:神様の人類に対する取り扱いの7つの時代 「無垢」「良心」「人間による統治」「約束」「律法」「恵み」「御国」
3.キリストの御国
人の子は、その栄光を帯びてすべての御使いたちを伴って来るとき、その栄光の座に着きます。・・・『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世界の基が据えられたときから、あなたがたのために備えられていた御国を受け継ぎなさい。』マタイ 25:31~34
イエス様が再臨される目的は、ご自身の御国である千年王国を立てるためです。ご自身がすばらしいものとして創造された地球および社会は、人の罪ゆえに汚れ、傷つき、破壊されてしまいました。それを刷新してご自身が王として君臨し(使徒 3:20,21)、選ばれた者たちに治めさせます。私たちが天地創造の前から、主のあわれみによって救いに選ばれていたように、御国を受け継ぐ者たちも主のあわれみによって選ばれた者たちです(エペソ 1:4)。
2.教会の統治
聖徒たちが世界をさばくようになることを、あなたがたは知らないのですか。Ⅰコリント 6:2
・・・あなたは屠られて、すべての部族、言語、民族、国民の中から、あなたの血によって人々を神のために贖い、私たちの神のために、彼らを王国とし、祭司とされました。彼らは地を治めるのです。」黙示録 5:9,10
千年王国はイエス様が主権をもって治められる国ですが、私たちが王国であり、祭司であり、地を治める者であるとも教えています。そこは、神様の義とあわれみと赦しに満ちた世界なので、世界中の戦争や不正が無くなり、正義と平和が訪れます。
