今日のメッセージテーマは旧約聖書(信仰)15「ヤコブの帰還」です。ヤコブは主の守りによってハランに住む母リベカの兄ラバンのところにたどり着きました。ヤコブは20年間ラバンのもとで暮らし、2人の妻と2人のそばめ、12人の息子と多くの財産を得ました。そして、いよいよ故郷へ帰ることになりました。自己中心的で狡猾なヤコブの信仰は、主の取り扱いによって徐々に深められていきました。
1.ヤコブの苦難
私はこの二十年間、あなたの家で過ごし、十四年間はあなたの二人の娘たちのために、六年間はあなたの群れのために、あなたに仕えて来ました。しかも、あなたは何度も私の報酬を変えました。創世記 31:41
兄エサウのもとから逃げて伯父ラバンのもとにたどり着いたヤコブは、ラバンに騙されて20年の辛苦の日々を過ごしました。自分が望まないもう1人の妻を押し付けられ、ラバンの家畜を守るために理不尽な要求も押し付けられました。ヤコブは伯父や従兄弟たちの態度が変わってきていることに気づいた頃、神様から帰郷するようにとの命令があり決断しました。
2.ヤコブの帰還
すると、その人は言った。「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」ヤコブは言った。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」・・・その場で彼を祝福した。創世記 32:26~29
エサウは迎えに走って来て、彼を抱きしめ、首に抱きついて口づけし、二人は泣いた。創世記 33:4
ヤコブは神様の約束が与えられ、御使いが現れても(創世記 32:1,2)、エサウの軍団が近づいているとの報告を受けて、自分の命が狙われているのではないかと不安に駆られました。彼はしもべたちや贈り物、妻と子どもたちさえ先に行かせて自分を守ろうとしました。そこへ神の人が現れヤコブと格闘し、ヤコブは執拗に祝福を求めて勝利を得、神の人はヤコブの名をイスラエルに変えました。その後、寛容になっていたエサウと涙の再会を果たします。
3.ヤコブの晩年
ヤコブは自分の衣を引き裂き、荒布を腰にまとい、何日も、その子のために嘆き悲しんだ。創世記 37:34
神は、夜の幻の中でイスラエルに「ヤコブよ、ヤコブよ」と語りかけられた。・・・「わたしは神、あなたの父の神である。エジプトに下ることを恐れるな。わたしはそこで、あなたを大いなる国民とする。このわたしが、あなたとともにエジプトに下り、また、このわたしが必ずあなたを再び連れ上る。創世記 46:2~4
ヤコブは家族とともにカナンに住み始め(98歳)ましたが、ラケルの子ヨセフへの偏愛によって、彼を失ってしまいました。しかし、その後、エジプトで宰相になっていたヨセフによって一族は救われ、エジプトで波乱に満ちた147歳の生涯を閉じました。ヤコブは自己中心で狡猾な人でしたが、神様に取り扱われた神様を純粋に求める信仰者でした。(へブル 11:21)
