「わたしはあなたを見捨てない」(聖日礼拝メッセージ 2022/07/10)

 今日の人物は「ヨシュア」です。モーセの後継者としてイスラエル民族をヨルダン川を渡って約束の地カナンに導きました。神様は、ヨシュアに「わたしはあなたと共にいる」との約束を与えて励まされました。

1.ヨルダン川渡河
 全地の主である主の箱を担ぐ祭司たちの足の裏が、ヨルダン川の水の中にとどまるとき、ヨルダン川の水は、川上から流れ下る水がせき止められ、一つの堰となって立ち止まる。ヨシュア記 3:13

 神様は、十戒の石の板が入った契約の箱を担いだ祭司たちを先にヨルダン川に入らせ、川の水をせき止めて、民に乾いた川底を渡らせました。この奇跡を忘れず後世へ伝えるために、川の中央の12個の石を西岸ギルガルに記念として立てました(ヨシュア 4章)。
 ヨルダン川を渡ったヨシュアは、神様から命じられて民に割礼を施し、過越しのいけにえを献げました。その時からマナが降ることはなくなりました。

2.エリコの陥落
 民はときの声をあげ、祭司たちは角笛を吹き鳴らした。角笛の音を聞いて民が大声でときの声をあげると、城壁は崩れ落ちた。 ヨシュア記 6:20

 神様は、民に命じて契約の箱を先頭にエリコの町の周りを回らせ、ラッパの音とときの声によって、武器を使わずに攻略しました。その際、信仰によって斥候をかくまった遊女ラハブとその家族を救出しました。
 この出来事は、イスラエルの人たちはもちろん、周囲の民にも神様の存在と働きを知らせることになりました。

 信仰によって、人々が七日間エリコの周囲を回ると、その城壁は崩れ落ちました。信仰によって、ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受け入れたので、不従順な者たちと一緒に滅びずにすみました。へブル 11:30,31

3.12部族への土地分割
 イスラエルの子らは主がモーセに命じられたとおりに行い、その地を相続地として割り当てた。ヨシュア記 14:5

 カナンの地の攻略過程で、アカンの不従順の罪による敗北(ヨシュア記7章)やべテ・ホロンの戦いでの太陽の静止(ヨシュア記10章)などの出来事がありました。その後、12部族へくじによって土地を分割しました。

4.ヨシュアの決別説教
 主に仕えることが不満なら、あの大河の向こうにいた、あなたがたの先祖が使えた神々でも、今あなたがたが住んでいる地のアモリ人の神々でも、あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。ただし、私と私の家は主に仕える。」                ヨシュア記 24:15

 民を導き、カナンの地に安住の地を与え、最後まで主に従い通したヨシュアは、110歳でその生涯を閉じました。ヨシュアは、モーセの信仰と従順に倣い、民の不信仰を目の当たりにしながら、周りに左右されない確固たる信仰を貫きました。(Ⅰコリント 1:8)

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