「主にのみ仕えなさい」(聖日礼拝メッセージ 2022/08/07)

 今日の人物は最後の士師であり預言者であり祭司である「サムエル」です。サムエルは、士師の時代と王国時代とを橋渡しし、一生の間、イスラエルをさばきました。(※ローマ 15:4)

1.サムエルの誕生(従順)
 この子を主におゆだねいたします。この子は一生涯、主にゆだねられたものです。」こうして彼らはそこで主を礼拝した。Ⅰサムエル 1:28

 エルカナの二人の妻のうち、ペニンナには子供がいましたが、ハンナは不妊の女でした。ハンナは神殿で「子が与えられたら主に献げます。」と祈り、主はその祈りに応えられました。誕生した子は、サムエルと名付けられ、祭司エリのもとで主に仕えました。

 サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。Ⅰサムエル 3:10

2.士師の時代から王国時代へ(悔い改め)
 サムエルはイスラエルの全家に言った。「もしあなたがたが、心のすべてをもって主に立ち返るなら、あなたがたの間から異国の神々やアシュタロテを取り除きなさい。そして心を主に向け、主にのみ仕えなさい。そうすれば、主はあなたがたをペリシテ人の手から救い出してくださいます。」Ⅰサムエル 7:3

 イスラエルは、ペリシテ人との戦いで敗れて神の箱を奪われてしまいましたが、神の箱はペリシテ人に悪影響を与え、神の箱はイスラエルに返されました。20年後、サムエルは民を集めて、罪を認めて主に立ち返るように導き、その結果、祈りによってペリシテ人との戦いで勝利しました。

 主はサムエルに言われた。「・・・なぜなら彼らは、あなたを拒んだのではなく、わたしが王として彼らを治めることを拒んだのだから。Ⅰサムエル 8:7

 祭司エリの子供たちと同様にサムエルの子供たちも悪い者たちでした。民は彼らに不満を持ち、周辺国と同様に王による支配を求めました。民は今まで導いてくださった神様を退けて強力な王様による支配を求めました。

3.サウルとダビデへの油注ぎ(信仰、使命を全うする)
 サムエルは油の壺を取ってサウルの頭に注ぎ、彼に口づけして言った。「主が、ご自分のゆずりの地と民を治める君主とするため、あなたに油を注がれたのではありませんか。           Ⅰサムエル 10:1

 主は言われた。「さあ、彼に油を注げ。この者がその人だ。」・・・主の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。Ⅰサムエル 16:12,13

 神様は、サウルに油を注いで初代の王に任命するようにサムエルに命じられました。その後、サウルは不信仰と不従順により失脚し、ダビデ王が選ばれました。サウルが王位から退けられたことを受け入れず反発する中、サムエルはダビデに油を注いで王に任命しました。
 サムエルは、信仰によって生き、イエス様について預言しました。

 ・・・サムエル、預言者たちについて語れば、時間が足りないでしょう。彼らは信仰によって、国々を征服し・・・。へブル 11:32,33(使徒 3:24)

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