今日は新約聖書の奇跡4「べテスダの池」です。イエス様がべテスダの池でいやしの奇跡を行った日は安息日でした。病気の人に寄り添うイエス様と安息日の規定を破ったと非難する律法学者、パリサイ人たちは対立しました。イエス様が天のお父様と共に働いていることを証しすると、ユダヤ人たちはイエス様を殺そうと考えるようになりました。
1.38年間患っていた人
病人、目の見えない人、足の不自由な人、からだに麻痺のある人たちが大勢、横になっていた。(彼らは水が動くのを待っていた。それは、主の使いが時々この池に降りて来て水を動かすのだが、水が動かされてから最初に入った者が、どのような病気にかかっている者でも癒されたからである。)そこに、三十八年間も病気にかかっている人がいた。ヨハネ 5:3~5
べテスダの池では水がかき回され(間歇泉?)た時、最初に池に入った者がいやされるとの言い伝えがあり、病人が大勢その時を待っていました。イエス様は38年間病気で伏している人に近づいて声をかけられました。その人は自分を池に入れてくれる人が現れたのかと期待しましたが、期待以上のいやしをいただきました。
2.寄り添う人
イエスは彼が横になっているのを見て、すでに長い間そうしていることを知ると、彼に言われた。「良くなりたいか。」・・・「起きて床を取り上げ、歩きなさい。」ヨハネ 5:6~8
弟子たちはイエスに尋ねた。「先生。この人が盲目で生まれたのは、誰が罪を犯したからですか。この人ですか。両親ですか。」ヨハネ 9:2
イエス様は病気の彼に寄り添い「良くなりたいか。」と意欲と信仰と希望を引き出されました。しかし、律法学者たちや多くの人々は「本人が何か悪いことをしたのだろう、あるいは家族や先祖が悪いことをしたに違いない、きっと彼らは呪われた者たちだ」と考えていました。寄り添う人ではなく毛嫌いしてさばき、離れ去る者たちでした。
3.わたしも働いている
・・・答えます。『主よ。いつ私たちはあなたが空腹なのを見て食べさせ、渇いているのも見て飲ませて差し上げたでしょうか。・・・いつ私たちは、あなたが病気をしたり牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』すると、王は彼らに答えます。『まことに、あなたがたに言います。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。』マタイ25:31~46
イエス様はご自分の働きと父なる神様の働きを同等のものとし、この地上で神様の働きをしていると証しされました。私たちも、今も変わらず働いておられる神様と共に神様の働きをさせていただきましょう。それは、口先だけではない行いの伴ったものです。
・・・あなたがたのうちのだれかが、その人たちに、「安心して行きなさい。温まりなさい。満腹になるまで食べなさい」と言っても、からだに必要な物を与えなければ、何の役に立つでしょう。・・・ヤコブ 2:14~18