今日は使徒の働き11「ピリポの働き」です。ピリポは御使いに命じられてエチオピアの宦官のもとに遣わされ、聖書を読んでいた宦官を救いに導いてバプテスマを授けました。その後、ピリポは瞬間移動して次の派遣先へ導かれました。
1.遣わされたピリポ
さて、主の使いがピリポに言った。「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」そこは荒野である。・・・御霊がピリポに「近寄って、あの馬車と一緒に行きなさい。」と言われた。使徒 8:26~29
ピリポもステパノと同様に使徒の働き6章で執事に任命されていました。ピリポは、御使いと聖霊様に導かれて、改宗者であり礼拝のためにエルサレムに来ていたエチオピアの宦官のもとに遣わされました。宦官は救いを求めてエルサレムにまで来て礼拝していたのに、今まで救いに導いてくれる人と出会うことはありませんでした。
2.導いてくれる人
「主の御名を呼び求める者はみな救われる」のです。しかし、信じたことのない方を、どのようにして呼び求めるのでしょうか。聞いたことのない方を、どのようにして信じるのでしょうか。宣べ伝える人がいなければ、どのようにして聞くのでしょうか。遣わされることがなければ、どのようにして宣べ伝えるのでしょうか。ローマ 10:13~15
私たちはイエス様のことを伝えてくれる人がいなければ、決してイエス様に出会うことはできません。私たちは、神様の愛とあわれみ、イエス様の十字架と復活、聖霊様の働きかけ、多くの人たちの信仰と献身と意欲によって、福音を聞いて救われました。導いてくれる人がいなければ、神様を知ることもイエス様を受け入れることもできませんでした。今までの神様のお働きと多くの人々の献身的な働きに感謝しましょう。
3.「あなたは、読んでいることが分かりますか。」
しかし、イエスはお許しにならず、彼にこう言われた。「あなたの家、あなたの家族のところに帰りなさい。そして、主があなたに、どんなに大きなことをしてくださったか、どんなにあわれんでくださったかを知らせなさい。」マルコ 5:19
ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。マタイ 28:19,20
イエス様は、私たちの証しがそのまま伝道になることを示しておられ、聖書の救いに関わる要点を分かりやすく伝えるように、その方が罪から救われて救いを受けられるように、イエス様に従う弟子となるように、聖書の教えを守るように教え導きなさいと言われました。「あなたは、読んでいることがわかりますか」と勇気を持って声をかけましょう。
ピリポは口を開き、この聖書の箇所から初めて、イエスの福音を彼に伝えた。使徒 8:35