「アンティオキアの教会」(聖日礼拝メッセージ 2024/07/14)

 今日は使徒の働き14「アンティオキアの教会」です。ステパノの殉教から始まった迫害によって、クリスチャンたちはフェニキア、キプロス、アンティオキアまで離散して行き、アンティオキアでも大勢の異邦人が福音を受け入れて救われました。教会はますます成長し、世界宣教の拠点となっていきました。

1.アンティオキアの教会
 ところが、彼らの中にキプロス人とクレネ人が何人かいて、アンティオキアに来ると、ギリシャ語を話す人たちにも語りかけ、主イエスの福音を宣べ伝えた。そして、主の御手が彼らとともにあったので、大勢の人が信じて主に立ち返った。使徒 11:20,21

 アンティオキアは、ローマ帝国で3番目に大きな都市であり、シリア州の首都でした(人口50万人)。商業都市、国際都市として、ユダヤ人も多く住んでいました。(現在はトルコ南部のアンタキア)カイサリアでのローマ人将校コルネリウスの救いをきっかけに、主の御手によりアンティオキアでも大勢の異邦人が救われました。

2.宣教の拠点アンティオキア
 聖霊が「さあ、わたしのためにバルナバとサウロを聖別して、わたしが召した働きに就かせなさい。」と言われた。・・・二人は聖霊によって送り出され、使徒13:2~4(第1回伝道旅行 AD45~48年頃)、使徒15:36(第2回伝道旅行 AD50~53年頃)、使徒18:23(第3回伝道旅行 AD54~57年頃)

 エルサレム教会はバルナバをアンティオキアに派遣して現状を確認させました。彼は主の救いのみわざを喜び、さらに大勢の人々を主に導きました。そこで、回心したサウロを連れて来て共に教会を教えました。その後、アンティオキア教会はパウロたちの3回の伝道旅行の拠点となりました。

3.主にとどまるとは
 バルナバはそこに到着し、神の恵みを見て喜んだ。そして、心を堅く保っていつも主にとどまっているようにと、皆を励ました。 使徒 11:23

 エチオピア人の宦官(ピリポ)、ローマ人将校コルネリウスとその家族(ペテロ)に対する異邦人伝道は、アンティオキアでの異邦人の集団的回心へと進んでいきました。
 アンティオキアは前述のように、経済的に繁栄した国際都市ですが、道徳的には歓楽と堕落の街でした。バルナバは、そのような環境にある異邦人クリスチャンに、神様に対する信仰を堅く保って、どんな時もイエス様のみことばにとどまるように勧めました。
 主にとどまるとは、①神様をほめたたえ賛美する ②信仰を持って祈る ③救いの恵みを感謝する ④みことばに従う ⑤教会の集まりに集う ⑥異教、偶像礼拝に心を寄せない ⑦みことば(聖書)に親しむ ⑧福音を宣べ伝える(信仰の証し) ⑨献金を献げる ⑩執り成しの祈りをする

 あなた方の神、主は、あなたがたが心を尽くし、いのちを尽くして、本当にあなた方の神、主を愛しているかどうかを知ろうとして、あなたがたを試みておられるからである。             申命記 13:3

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