聖書は、罪について詳しく厳しく記していますが、諸悪の根源は「金銭を愛すること」であると述べています。
私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません。
衣食があれば、それで満足すべきです。
金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。
金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。
しかし、神の人よ。あなたは、これらのことを避け、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心に求めなさい。 Ⅰテモテ 6: 7~11
世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。すべての世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです。
世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行なう者は、いつまでもながらえます。 Ⅰヨハネ 2:15~17
金銭を愛する心の中に「肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢」を達成したいという思いがあります。
人間は皆、裸で生まれ、裸で去って行くのです。地に属するものは全てが過ぎ去って行きます。
いくら有名になっても、愛し慕ってくれる人がたくさんいても、時の移り変わりと共にみな忘れ去られていきます。最後に残るのは、神様の前に価値のあるものだけです。
週の初めの日に主イエス様を礼拝することよりも何かを優先してしまうと、最初は些細なことのように思えますが、それがわなとなります。それを繰り返しているとだんだんイエス様を礼拝して兄弟姉妹に仕えることよりも、自分を優先することが当り前となり、最後には自分自身を刺し通してしまいます。
つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい。
それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。 Ⅰペテロ 4: 10
主からいただいているあらゆるものを用いて兄弟姉妹に仕えましょう。