「死に至るまで」(礼拝メッセージ 2025/05/04)

 今日のテーマは黙示録3「スミルナの教会」です。ヨハネはスミルナの教会へのことばを告げる方は『初めであり終わりである方、死んでよみがえられた方』であると宣言します。イエス様は、スミルナの兄弟姉妹が殉教に直面していることに対して、ご自身がすでに十字架の死を遂げ、三日目によみがえった者であること、さらに、あなたがたにも復活と永遠のいのちの希望があることを示されました。

1.苦難と貧しさ
わたしは、あなたの苦難と貧しさを知っている。だが、あなたは富んでいるのだ。ユダヤ人だと自称しているが実はそうでない者たち、サタンの会衆である者たちから、ののしられていることも、私は知っている。黙示録 2:9

 スミルナの町は重要な港町で、エペソとはライバル関係でした。スミルナの教会はエペソ教会ほどの規模ではなく、イエス様に忠実に歩んだことで迫害を受けて貧しくなっていた人々によって構成されていました。彼らは教会に忍び込んで来たユダヤ主義者たちを退けて健全な信仰を守っていたので内部の偽教師たちからの迫害も受けていました。

2.悪魔の試み
 あなたが受けようとしている苦しみを、何も恐れることはない。見よ。悪魔は試すために、あなたがたのうちのだれかを牢に投げもこうとしている。あなたがたは十日の間、苦難にあう。黙示録 2:10

 今、兄弟姉妹のうちの何人かが信仰のゆえに投獄される迫害が起こると予告されています。十日の間とは、短い期間かその後のトラヤヌス帝による迫害と考えられています。ただ、イエス様は、悪魔の試みを含めてすべてご存じであられ、すべてがご自身の御手の中にあるので試練や苦しみでさえも恐れることはないと言われます。(ヨブ 1:6~12,2:1~6)

3.勝利を得る者
 死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与える。・・・勝利を得る者は、決して第二の死によって害を受けることはない。黙示録 2:10,11

 死に至るまで忠実な者、勝利を得る者は、いのちの冠をいただき、第二の死によって害を受けることはありません。勝利を得る者とは、最後までイエス様に従い信仰を守り通した忠実な者ですが、救いも信仰もすべてイエス様から一方的な恵みとして、神様を慕い求め、みことばと義に飢え渇く者が無料でいただくものです。私たちに厳しいことが求められているように見えますが、イエス様は常に忠実なお方です。よみがえられたイエス様を仰ぎ見て、最後の最後まで信仰を全うさせていただきましょう。

 『事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。わたしは渇く者に、いのちの水の泉からただで飲ませる。・・・わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。』しかし、臆病な者、不信仰な者、・・・すべて偽りを言う者たちが受ける分は、火と硫黄の燃える池の中にある。これが第二の死である。黙示録 21:6~8

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