「封印を解くお方」聖日礼拝メッセージ 2025/07/13

 今日のテーマは黙示録11,12「封印を解くお方」です。巻物にはイエス様の最終的な贖い、終末の恐ろしい出来事、神様がともに住まわれる贖われて回復した新天新地が記されています。この巻物を解くことができるのはユダ族の獅子、子羊なるイエス様だけです。

1.千年王国(期)の諸説
 彼らはキリストの祭司となり、キリストとともに千年の間、王として治める。しかし、千年が終わると、サタンはその牢から解き放たれ、・・・黙示録 20:6,7

 千年王国(期)とは「世の終わり前のキリストが支配する、全世界に及ぶ義と平和の千年間」のことです。終末(千年王国、艱難、再臨、携挙など)に関しては歴史的に3つの説があります。
 1)無千年王国説(ア・ミレニアム)カトリックなど
  千年は象徴的なもので文字通りの千年ではない。黙示録を比喩的に解 釈する。現在、キリストがみことばと聖霊様により支配している。
 2)千年期後再臨説:後千年王国説(ポスト・ミレニアム)改革派など
  現在神の国が福音宣教と聖霊様の働きで来つつある。世界は改善され て平和な千年期の後に再臨がある。
 3)千年期前再臨説:前千年王国説(プレ・ミレニアム)福音派など
  キリストは千年王国の前に再臨され、義と平和の千年王国が地上に樹 立。教会は艱難に遭うことなく、その前に携挙される(艱難期前再臨)。

2.巻物を解くお方
 彼らは新しい歌を歌った。「あなたは、巻物を受け取り、封印を解くのにふさわしい方です。あなたは屠られて、すべての部族、言語、民族、国民の中から、あなたの血によって人々を神のために贖い、私たちの神のために、彼らを王国とし、祭司とされました。彼らは地を治めるのです。」黙示録 5:9,10

 救いの完成と終末の出来事を明らかにする巻物を開封する資格を持っているのはイエス様だけです。ユダ族の獅子は権威を現し、ダビデの根であるイエス様は、屠られた子羊として勝利を得られました。長老たち、四つの生き物、御使いたちは大声でイエス様をほめたたえました。

3.封印が解かれる
 また私は見た。子羊が第六の封印を解いたとき、大きな地震が起こった。・・・神と子羊の御怒りの、大いなる日が来たからだ。だれがそれに耐えられよう。」黙示録 6:12~17

 ヨハネは、イエス様が次々と封印を解かれるのを見、四つの生き物に促されて明らかにされて行く巻物を目の当たりにしていきます。これらは7年間の艱難の時に地上で起こる出来事とも言われています。
第一の封印:白い馬と栄冠を与えられた者:キリスト(マタイ24:3~5)
第二の封印:赤い馬と大きな剣を持つ者:戦争(マタイ24:6)
第三の封印:黒い馬と秤を持つ者:飢饉(マタイ24:7)
第四の封印:青ざめた馬と「死」:戦争と飢饉の死(マタイ24:7,8)
第五の封印:殉教者たちの訴え:迫害下の兄弟姉妹(マタイ24:9~13)
第六の封印:天変地異、審判:最後の審判の日(?)(マタイ24:29,30)

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