「キリストの帰還(4)」(聖日礼拝メッセージ 2025/12/14)

 今日のテーマは黙示録31「キリストの帰還(4)」です。イエス様が再臨されて信じる者を引き上げ、すべての者を公平にさばかれ、この地を聖めて新天新地を到来させる日は、確実に迫って来ています。再臨を待ち望む信仰は大切ですが、決して偽物に惑わされてはいけません。

1.再臨の日を知っていたら
 まず第一に、心得ておきなさい。終わりの時に、嘲る者たちが現れて嘲り、自分たちの欲望に従いながら、こう言います。「彼の来臨の約束はどこにあるのか。父たちが眠りについた後も、すべてが創造の初めからのままではないか。こう主張する彼らは、次のことを見落としています。Ⅱペテロ 3:3~5

 イエス様は「再臨はノアの日のようだ(マタイ 24:37)。」と言われました。ノアの時代の人たちは、ノアが洪水が来ることを警告しましたが、ノアを嘲って信じようとはしませんでした。もし彼らが洪水の日を知っていたら前日までどんちゃん騒ぎをして、こっそり箱舟に忍び込んだかもしれません。人は狡猾なので再臨の日の前日まで不信仰な生活をするでしょう。イエス様は、その日はだれも知らないので、日々備えておくように言われました。

2.しるしと不思議
 偽キリストたち、偽預言者たちが現れて、できれば選ばれた者たちを惑わそうと、しるしや不思議を行います。あなたがたは、気をつけていなさい。わたしは、すべてのことを前もって話しました。マルコ 13:22,23

 イエス様がその日はだれも知らないとおっしゃっているのに、再臨の日をまことしやかに主張する偽牧師や偽預言者や偽クリスチャンが大勢います。彼らは神様に選ばれた純粋な信仰を守っている兄弟姉妹を惑わそうとしています。世の終わりや主の日について、しるしや不思議を見せられても、みことばに反して主張する者たちに騙されないようにしましょう。

 自己卑下や御使い礼拝を喜んでいる者が、あなたがたを断罪することがあってはなりません。彼らは自分が見た幻に拠り頼み、肉の思いによっていたずらに思い上がって、かしらにしっかり結びつくことをしません。コロサイ 2:18,19

3.再臨の希望
 御子が天から来られるのを待ち望むようになったかを、知らせているのです。この御子こそ、神が死者の中からよみがえらせた方、やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスです。Ⅰテサロニケ 1:10(テトス 2:13)

 もし、イエス様が天に帰られたまま再臨されなかったなら、死のみがイエス様にお会いできる道になってしまい、迫害の中にあった初代教会の兄弟姉妹は死を願望する信仰になっていたかもしれません。再臨信仰は、当時の兄弟姉妹にも、また、現代の私たちにも希望を持って生きる力となります。世界は自然災害や神様のみこころに反する暴力・脅迫、不法、不正、不信仰、価値観の倒錯などで混沌としています。みことばに立ちましょう。

 しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。ピリピ 3:20

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