それゆえ私たちは、神の諸教会の間で、あなたがたがすべての迫害と患難とに耐えながらその従順と信仰とを保っていることを、誇りとしています。
このことは、あなたがたを神の国にふさわしい者とするため、神の正しいさばきを示すしるしであって、あなたがたが苦しみを受けているのは、この神の国のためです。
つまり、あなたがたを苦しめる者には、報いとして苦しみを与え、苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現われるときに起こります。 Ⅱテサロニケ1: 4~7
先週記したように、テサロニケではパウロが去った後にも、クリスチャンに対する迫害はやみませんでした(使徒17:1~15)。しかし、そのような中でも、兄弟姉妹の信仰は目に見えて成長し、兄弟愛は増し加わっていました。
パウロは、兄弟姉妹の信仰姿勢をほめると共に、苦しみの意味を説明して励ましました。
兄弟姉妹が受けている苦しみは、①神の国にふさわしい者とするため、②神様のさばきが正しいことを示すしるし、③神の国のため。と、説明しています。
クリスチャンと迫害者の経験する苦しみとには、大きな違いがあります。
□イエス様に対する信仰と従順→迫害と苦しみ→安息→栄光
■迫害者→苦しみ→神の報復→永遠の滅びの刑罰
兄弟姉妹の信仰の成長、兄弟愛の深まりの影に、イエス様の再臨に関するデマと怠惰な生活をする兄弟姉妹の出現が、彼らをさらに苦しめていました。イエス様の十字架の出来事からわずか20年後にもかかわらず、大きく信仰から離れる者たちがいました。
もし、この手紙に書いた私たちの指示に従わない者があれば、そのような人には、特に注意を払い、交際しないようにしなさい。彼が恥じ入るようになるためです。Ⅱテサロニケ 3:14 (Ⅱテサロニケ2:15)
主イエス様は、いつも私たちを戒め、慰めと励ましと祈りを与えて下さっています。(Ⅱテサロニケ2:16,17)