「エリの息子たちと少年サムエル」(礼拝メッセージ2014/12/14)

その後、エルカナはラマの自分の家に帰った。幼子は、祭司エリのもとで主に仕えていた。さて、エリの息子たちは、よこしまな者で、主を知らず、・・・・・・・・・・
このように、子たちの罪は、主の前で非常に大きかった。主へのささげ物を、この人たちが侮ったからである。          Ⅰサムエル 2:11~17

少年サムエルは、主にその生涯がささげられ、祭司エリのもとで主に仕えていました。しかし、サムエルとは対照的に、祭司であるエリの息子たちは主を侮り、罪を重ねていました。彼らの親たちも対照的な歩みをしていました。

○サムエル:主に仕えていた。主にも人にも愛された。(2:11,18,21,26)
●エリの息子たち:よこしまな者、主へのささげものを侮る。(2:12~17,22~25→4:11)
○エルカナとハンナ:主への誓願を果たす。主へのささげもの。サムエルへの愛。(2:11,19)
●エリ:主と主へのささげものを軽んじた。主よりも自分の息子を大事にした。私腹を肥やしていた。(2:29)

二つの家族は、大変対照的です。エリは、神様が祭司職としてお選びになったレビ族の家系であるにもかかわらず、祭司としての働きにへりくだって仕えるどころか、職権を乱用して私腹を肥やしていました。息子たちは、神様に仕えることを知らないまま、わがままになってやりたい放題になってしまいました。一方、エルカナとハンナは、一般人のようですが、神様を礼拝することを大切にし、心から神様に仕えていました。その信仰は、サムエルにも受け継がれ、純粋に主に仕えていました。
神様は、家系や血筋によらず、神様を愛する者、忠実な者を喜んでくださいます。(ピリピ3:3)

わたしは、わたしを尊ぶ者を尊ぶ。わたしをさげすむ者は軽んじられる。 Ⅰサムエル 2:30

わたしは、わたしの心と思いの中で事を行なう忠実な祭司を、わたしのために起こそう。わたしは彼のために長く続く家を建てよう。彼は、いつまでもわたしに油そそがれた者の前を歩むであろう。  Ⅰサムエル 2:35(Ⅱサムエル8:17)

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