「愛とは何か」(礼拝メッセージ2015/08/02)

「愛」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。「男女の愛、親の愛、家族の愛、友情、郷土に対する愛、国に対する愛」など、いろいろな愛があります。人は誰でも愛されたいし、愛情深い人になりたいと思うものです。しかし、「溺愛、偏愛、愛欲」など人の「愛」は、自己中心的になりやすいのも事実です。
聖書の特徴は「愛」とも言われます。聖書では「愛」についてどのように言っているでしょうか。聖書の言う「本当の愛」とはどのようなものでしょうか。
新約聖書が書かれたギリシャ語で「愛」を意味する言葉は、次の4つです。
①アガペー:愛される価値のない者を愛する愛、無償の愛
②フィリア:人情、友愛、価値への賛同による結合
③エロース:男女間の自然の愛や恋愛(聖書中では不使用)
④ストルゲー:肉親愛、骨肉の情(聖書中では不使用)

1)人は、神様のかたちに造られたが、罪ゆえに自己中心的な愛になってしまいました。

私たちも以前は、愚かな者であり、不従順で、迷った者であり、いろいろな欲情と快楽の奴隷になり、悪意とねたみの中に生活し、憎まれ者であり、互いに憎み合う者でした。 テトス 3: 3

2)神様は「あなたは私にとって愛する価値がある」と、私たちに対して主体的な価値判断をされました。(「アガペー」の「愛」)

人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。   ヨハネ 15:13

しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。       ローマ 5: 8

キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。  Ⅰヨハネ 3:16

3)イエス様は、私たちに救いを与え、本当の愛に生きられるように回復して下さいました。

愛とは、御父の命令に従って歩むことであり、命令とは、あなたがたが初めから聞いているとおり、愛のうちを歩むことです。   Ⅱヨハネ 6

(Ⅰコリント13:13、Ⅰヨハネ4:12、ヘブル12:6)

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