医学書以外で「血」について最も多く記述されているのは聖書だと言われています。レビ記には神様と人との関係における
「血の犠牲」についての儀式が詳細に記されています。それは単に、儀式や規則が目的ではなく、人の罪と神様の聖さ・赦し・救い、イエス様の贖い・永遠の救いを現すものでした。
レビ記には5つの神様に対するささげ物が指示されています。
①全焼のいけにえ:献身
②穀物のささげ物:①③に添えて
③和解のいけにえ:神様との和解、感謝
④罪のためのいけにえ:神様に対する違反
⑤罪過のためのいけにえ:社会的な違反
1.罪の赦しのためには動物の犠牲が必要
イスラエルでは、他の民族とは一線を画した神観、律法、儀式、祭儀(唯一絶対の創造主、直接啓示の儀式、聖さ、高い道徳性、魔術・狂乱・売春・人身御供などの禁止等)がありました。神様は指示された一連の犠牲によって、人の罪深さと罪の残忍冷酷さ、贖い(救い)の必要性を教え続けました。
・・・その罪のためのいけにえの頭の上に手を置き、・・・罪のためのいけにえとしてほふりなさい。祭司は指で、罪のためのいけにえの血を取り、それを全焼のいけにえの祭壇の角に塗りなさい。 レビ記 4:32~34
それで、律法によれば、すべてのものは血によってきよめられる、と言ってよいでしょう。また、血を注ぎ出すことがなければ、罪の赦しはないのです。へブル 9:22
2.イエス様の犠牲
イエス様は私たちのために犠牲の小羊になって下さいました。
これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。 マタイ 26:28
神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、なだめの供え物として、公にお示しになりました。ローマ3:25
傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。 Ⅰペテロ 1:19
3.イエス様の血に与る者の幸い
イエスは彼らに言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちに、いのちはありません。 ヨハネ 6:53