「聖なる信仰の上に」(聖日礼拝メッセージ2021/03/14)

 ユダの手紙は、イエス様の両親の子、イエス様の弟にあたるユダの著書であるとされています。手紙の冒頭ユダは自分自身のことを「ヤコブの兄弟であり、イエス様のしもべである」と説明しています。
 ユダは当初、救いについての手紙を書く予定でしたが、偽教師と偽りの教えが忍び込んで来たため、急遽健全な信仰を守るために戦うように勧める必要を感じて書き送ったようです。

1.偽りの教え
 ・・・神の恵みを放縦に変え、唯一の支配者であり私たちの主であるイエス・キリストを否定している・・・ ユダ 4

 偽教師たちは、教会で食事を共にするほど溶け込んでいたようですが、主イエス様を否定する不敬虔な人たちでした。彼らは旧約聖書に記されている神様への反抗によって滅ぼされた者たちと同様の者たちで、終わりの日にもそのような人たちが現れます。
 彼らの特徴は{不敬虔な者、神様の恵みを放縦に変える、イエス様を否定、夢想にふける、肉体を汚す、権威を認めない、栄光ある者をののしる、悪口、本能による生活、カイン・バラムの道、コラの道、自己中心、実りがない、不平不満、欲望、大言壮語、へつらい、嘲り、分裂、御霊を持たない}などであり、{出エジプトで信じなかった者、堕落した御使い、ソドムとゴモラ}のように滅ぼされて永遠の刑罰に入ります。

2.聖なる信仰の上に自分を築き上げる
 ・・・あなたがたは自分の最も聖なる信仰の上に〈に基づいて〉自分自身を築き上げ〈進歩し、建物のようにますます高くなり〉聖霊によって祈り、神の愛のうちに自分自身を守り〈保ち〉、〔あなたがたを導いて〕永遠のいのちに至らせる私たちの主イエス・キリスト〈メシヤ〉のあわれみを期待しなさい〈忍耐深く待ち望みなさい〉。 ユダ 20,21(詳訳)

 私たちの成長は、主からいただいた聖なる信仰が基礎となり、{聖霊による祈り、神様の愛のうちにおり、イエス様のあわれみを待ち望む、隣人をあわれむ、隣人を救う、罪を忌み嫌う、神様を恐れる }ことによります。

3.主の試み
 あなたがたのうちに預言者または夢見る者が現れ、あなたに何かのしるしや不思議を示し、あなたに告げたそのしるしと不思議が実現して、「さあ、あなたが知らなかったほかの神々に従い、これに仕えよう」と言っても、その預言者、夢見る者のことばに聞き従ってはならない。あなたがたの神、主は、あなたがたが心を尽くし、いのちを尽くして、本当にあなたがたの神、主を愛しているかどうかを知ろうとして、あなたがたを試みておられるからである。あなたがたの神、主に従って歩み、主を恐れなければならない。主の命令を守り、御声に聞き従い、主に仕え、主にすがらなければならない。その預言者あるいは夢見る者は殺されなければならない。申命記13:1~5

 旧約時代、申命記においても偽預言や偽の教えや不思議な現象によって人々を健全な信仰から逸脱させる働きがありました。現在も主は、本当に私たちが心からイエス様を愛して仕えようとしているか試されています。

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