「もう一人の助け主」(聖日礼拝メッセージ 2021/05/23)

 今日はペンテコステと呼び、キリストが復活されてから50日目に聖霊が降臨されたお祝いの日です。 本来、私たちの信じている三位一体(御父、御子なるイエス、聖霊)の神は、図やことばでは表せるものではありません。例えば、三位一体を1+1+1=1と説明したりしますが、そう簡単なものではなく理性的には理解しにくいものです。ただ、聖書の主張をありのままに受け入れて信じることです。そこに神様からの大きな祝福があります。

1.人格者としての聖霊様
 聖霊は人格を持っておられるので、「聖霊様」と呼ぶことはとてもふさわしいです。人格者であるからこそ様々な感情を持っておられ、私たちに愛を表されます。
1)聖霊様を欺いて(使徒5:3)
 アナニア。なぜあなたはサタンに心を奪われて、聖霊を欺き・・・・
2)聖霊様に逆らって(使徒7:51)
 いつも聖霊に逆らっている・・・
3)聖霊様を冒瀆する(マルコ3:29)
 聖霊を冒瀆する者は、だれも永遠に赦されず、永遠の罪に定められます。

2.聖霊様は助け主
 聖霊様はここではパラクレートスと呼ばれ、4回(ヨハネ14:16,26,15:26,16:7)登場します。主イエス様が地上を去り、いなくなっても、弟子たちと一緒にいると約束されたのが、助け主なる聖霊様です。聖霊様は「助け主、カウンセラー、擁護者、ヘルパー、援助者、支持者」など様々に翻訳されています。語義的に「助けるためにそばに召された者」という意味です。すなわち、聖霊様はあらゆる状況において、私たちを助けるためにそばにいらっしゃるということです。私たちが苦しいとき、悩んでいるときに励まし、力となって共におられるお方です。

1)いつまでもあなた方とともに<の間に>おられる。(ヨハネ14:16)
2)あなたがたとともに<そばに、近くに>、あなたがたのうち<中に>におられる(ヨハネ14:17)
3)わたし自身を現す<はっきりと、目に見えるように示す>(ヨハネ14:21)

3.聖霊様を通しての交わり
 クリスチャンは信じた時に聖霊様が内住してくださり、同時に三位一体なる神様のゆるぎない永遠の愛の交わりに入ります。私たちが神様と共に住む幸い、これが聖書の「福音、良き訪れ」です。
 今日、私たちが心に留めるべきことは、三位一体の神様との交わりを通して、心の土壌が神様の愛によって豊かにされ、どんなときにも自信を持って生きる力が与えられます。聖霊様は、私たちが神様との愛の絆を強めるために日々働いておられます。そのことを私たちが意識して生きるとき、内住の聖霊様が私たちを導いておられることがわかります。
 日々、主イエス様のうちにとどまり、聖霊様の導きを信頼して生きていくことを通して、日々の生活の問題に解決が与えられ、さらに実りの多い人生に変えられていきます。              
                                  (藤島昇兄)

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