「仕える霊 御使い」(聖日礼拝メッセージ 2021/06/06)

 聖書には、御使いが様々な場面に登場して役割を果たしていることを見ることができます。御使いは通常私たちには見ることはできず、めとることも嫁ぐことも死もない(ルカ 20:34~36)霊的な存在で、人間よりも広い知識と力を持っています。彼らは神様の御業のために奉仕する存在です。

1.御使いの働き
 御使いは、創世記から黙示録までの全体を通して、神様をたたえ、神様のメッセージを伝え、聖徒を助け、悪を滅ぼし、神様のすばらしい働きをしています。目に見えない存在ですが、見える形で現れる場合もあります。

①創造を喜ぶ
 わたしが地の基を定めたとき、・・・神の子たちがみな喜び叫んだときに。ヨブ 38:4~7
②聖徒の救出
 私の神が御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の危害も加えませんでした。ダニエル 6:22
③イエス様の誕生、悪魔の試み、ゲッセマネの祈り、復活、再臨での働き
 御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。ルカ 1:26
④幼子を守る
 この小さい者たちの一人を軽んじたりしないように気をつけなさい。・・・天にいる、彼らの御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。マタイ 18:10

2.神様によって造られた仕える霊
 主をほめたたえよ すべての御使いよ。・・・主が命じて それらは創造されたのだ。                    詩篇 148:2~5

 御使いはみな、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになる人々に仕えるために遣わされているのではありませんか。へブル 1:14

 御使いは、霊的な存在で人間よりも能力と力があり、神様の奉仕をしているので、特別な存在と考えがちですが、あくまでも私たちに仕えるために神様によって創造されたものです。悪魔は御使いが堕落したものです。

3.拝んではならない
 自己卑下や御使い礼拝を喜んでいる者が、あなたがたを断罪することがあってはなりません。彼らは自分が見た幻に拠り頼み、肉の思いによっていたずらに思い上がって、かしらにしっかり結びつくことをしません。コロサイ 2:18,19

 私は、聞いたり見たりした後に、これらのことを示してくれた御使いの足もとにひれ伏して、礼拝しようとした。すると、御使いは私に言った。「いけません。私はあなたや、預言者であるあなたの兄弟たち、この書のことばを守る人々と同じしもべです。神を礼拝しなさい。」黙示録 22:8,9

 使徒であり、最長老であるヨハネでさえ、御使いを礼拝する誘惑にかられました。しかし、神様以外のものを礼拝し、イエス様以外を仲介者とすることは罪であり、不信仰と高慢と不服従につながることです。

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