「神様の霊感による聖書」(聖日礼拝メッセージ 2021/10/17)

 今日のテーマは「聖書(全66巻:旧約39巻、新約27巻)」です。神様は特別啓示(奇蹟、預言、イエス様の人格と御業、聖書、個人的体験)の一つとして、ご自身の思い、救いの計画、被造物に対する取扱いなどを記した「聖書」を与えて下さいました。「聖書」は神様からの唯一の誤りのない書物であり、その中心はイエス様です。

1.神様の霊感(インスピレーション)とは
 全体が神様の霊感によって書かれた聖書は、何が真理であり、何が悪であるかをよく教えてくれます。また、私たちの生活をまっすぐにし、正しいことを行う力を与えてくれます。こうして神様は、私たちをあらゆる点で整え、すべての人に善を行う力を、十分に授けてくださるのです。Ⅱテモテ 3:16,17(LB訳)

 聖書は神様が私たちに愛を現わすために人を動かして記させたものです。

 霊感とは「昔、聖霊が原著者たちに働いて、用いたことば使いにいたるまで指揮を与え、また同様にかれらがどんな脱・誤をも犯さぬように保護した解明しえない力」である。(組織神学教授 L・ガウゼン)

 夢を見た預言者は夢を語るがよい。しかし、わたしのことばを受けた者は、わたしのことばを忠実に語らなければならない。 エレミヤ 23:28

2.聖書の成り立ちと影響
 聖書は、執筆の期間が約1,600年間にわたっており、執筆者・時代・場所の違いに関わらず、神様の霊感により、統一されたテーマ(教理、道徳、救い、歴史)によって貫かれています。
 執筆期間:モーセ五書BC1445~ヨハネの黙示録AD85 約1,600年間
 執筆者:約40名 国王、預言者、漁師、医者、税務署職員

 世界のベストセラー(世界ギネス記録:50億~150億部など諸説あり。日本:3.5億部、年間21万部)にして、世界で最も多くの言語(3,200言語以上)に翻訳されています。焚書の危機にも遭いましたが守られてきました。
 世界中の国々(法律、民主主義、女性の地位向上、文明化など)や個人(回心、新生、義認、希望など)に良い影響を与え続けて来ました。

3.聖書の力
 神の御子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書いたのは、永遠のいのちを持っていることを、あなたがたに分からせるためです。Ⅰヨハネ 5:13

 神様が遠大な計画により、霊感によって聖書66巻を私たちに与えてくださったのは、私たちをイエス様の十字架と復活によって救い出し、神様にとって有益な者として整え、成長させるためです。
 聖書は、①善悪、真理を教え、②生活を正し、力を与え、③救いのすばらしさ、永遠のいのちについて教えます。日々、聖書(みことば)に親しみ、聖書が与える力を信じ、教えられることに感謝して歩みましょう。

 神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。 へブル 4:12

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