今日は「聖書の活用」がテーマです。2週にわたって聖書の誕生と信憑性について学びましたが、いくらすばらしい聖書でも、私たちの生活に適用されなければ意味がありません。聖書の生活への活用を考えましょう。
神様のおことば以外に、完全なものは何もありません。どれほど、そのおことばを愛していることか!一日中、そのことばかり思いめぐらしているのです。それは、かた時も離れず道案内を務めてくれ、敵よりもまさる知恵を授けてくれます。 詩篇 119:96~98(LB訳)
神様のおことばは蜜より甘いので、私はその教えに聞き入って来ました。おきてから受ける真の知恵と理解力のおかげで、私はまちがったすべての教えを退けることができました。神様のおことばは、つまずかないように道を照らしてくれる懐中電燈です。私は神様のすばらしいおきてに従います。何度でもそう宣言します。 詩篇 119:102~106(LB訳)
1.暗闇の中の光
みことばは、暗闇の中の「ともしび・光」と表現されています。ここでいう暗闇とは、①明日(将来)のこと、②霊の世界(悪霊との戦い)、③世の中、④自分の心の中、⑤人の心の中などです。
私たちが目的地に向かって歩む時、その行程が暗闇であればライトがなければ、間違わずにまっすぐに、なおかつ、確信・安心・喜び・感謝の心を持ちつつ進むことはできません。
聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者となるためです。 Ⅱテモテ 3:16
2.イエス様の対処法
イエス様は、聖霊様に導かれて荒野で40日間の断食をしました。悪魔はイエス様を試みますが、イエス様はすべて聖書のことば、みことばによって悪魔を撃退しました。
1)空腹なイエス様に食欲を満たすことだけを求めさせた。
イエスは答えられた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』と書いてある。」マタイ 4:4
2)神様を試みるように仕向けた。
イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない』とも書いてある。」 マタイ 4:7
3)物質欲、支配欲、所有欲に訴えて、悪魔を拝ませようとした。
イエスは言われた。「下がれ、サタン。『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい。』と書いてある。」 マタイ 4:10
3.近くにあるみことば
「みことばは、あなたの近くにあり、あなたの口にあり、あなたの心にある。」ローマ 10:8(申命記 30:11~14)
みことばはいつでも身近にあります。ディボーション、礼拝、学び合い、祈り合い、交わりによって、日々自分の生活に適用していきましょう。