「罪の告白」(聖日礼拝メッセージ 2021/12/12)

 今日のテーマは、単元Ⅶクリスチャンの罪「31.罪の告白」です。イエス様によって罪が赦されて救われた私たちですが、いつも罪を告白して悔い改め、きよめられて、イエス様と共に歩むように導かれています。

1.罪とは何か
 罪とは〔なんであるかというと〕不法である〔そむいたり、なおざりにしたりすることによって、神の律法を破ること、犯すことであり、神の命令とみこころによって制約されず、また規制もされないことである〕からです。Ⅰヨハネ 3:4(詳訳)(ガラテヤ3:10,12、ヤコブ2:8~12)

 罪とは神様の律法を破ることです。律法とは、人間的なものでも漠然とした一般的な基準でもなく、創造主であり審判者である神様の基準です。「神様を愛し、隣人を愛する。」(マタイ22:37~40)に要約されます。

2.ペテロの悔い改めとイエス様の祈り
 シモンはイエスに言った。「主よ。あなたとご一緒なら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」ルカ 22:33

 イエスはシモン・ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたは、この人たちが愛する以上に、私を愛していますか。」ペテロは答えた。「はい、主よ。・・・」ヨハネ 21:15

 ペテロ(ケファ)は、イエス様のために死を覚悟しているといいながら、保身のためにイエス様を否定してしまいました。鶏が鳴いて我に返り、泣いて悔い改めました(ルカ22:56~62)。後に、復活のイエス様から「わたしを愛するか」と問われて、三度、愛していると答えました。
 しかし、その後、教会のリーダーとして異邦人伝道に赴いた時に、夢によって神様のみこころを示されていながら、ユダヤ人(割礼派)を恐れて、再び保身のために自分の信仰を偽る行動を取り、後輩のパウロから抗議を受けました(ガラテヤ2:11~14)。イエス様は、そんな失敗を繰り返すペテロのために執り成しの祈りをしてくださいました。

 ・・・あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」ルカ 22:32

3.罪の告白の大切さ
 もし、私たちが自分たちは罪を犯しているということを〔率直に〕承認する〈自分たちの罪を告白する〉ならば、神は真実で正しい〔ご自身の性質と約束に対して真実な〕かたですから、私たちの罪を赦し、私たちをすべての不義〈目的、思想、行動において彼のみこころに沿わないいっさいの事〉から、絶えず私たちをきよめてくださるのです。Ⅰヨハネ1:9(詳訳)

 クリスチャンはイエス様の救いによって罪赦されて律法から解放されましたが、だからといって律法を無視して良いのではありません。イエス様を模範として、イエス様から目を離さず、聖霊様の力によってイエス様の律法を成就するために生かされています。(ローマ8:4、ガラテヤ5:18)

 互いに重荷を負い合いなさい。そうすれば、キリストの律法を成就することになります。ガラテヤ 6:2(Ⅰコリント9:21)

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