今日のテーマは、Ⅷ.祈り「34.神様との会話」です。人は一人では生きていけません。私たちには、信頼を寄せることができるお方、祈りを聞いて応えてくださるお方がいらっしゃいます。
1.祈りとは
ハレルヤ。わがたましいよ 主をほめたたえよ。私は生きているかぎり主をほめたたえる。いのちのあるかぎり 私の神にほめ歌を歌う。・・・主は 天と地と海 またそれらの中のすべてのものを造られた方。詩篇 146:4~6
祈りは「魂と神との会話」と定義されます。この祈り(会話)は、告白(Ⅰ列王記8:47,48)、賛美(詩篇146~150篇)、交わり(出エジプト31:18)、感謝(ピリピ4:6)、祈願(ダニエル7:17,18)、要請(マタイ15:22~28)、執り成し(イザヤ59:16)などの形態をとります。
2.神様に知っていただく
何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を越えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。ピリピ 4:6,7
あなたがたの父は、あなたがたが求める前から、あなたがたに必要なものを知っておられるのです。マタイ 6:8
神様は、私たちの大変さや辛さをすべてご存知です。しかし、ピリピ4:6では「願い事を神に知っていただきなさい」とあり、マタイ6:8では、神様は「私たちの必要をすでに知っておられる」とあります。神様がすでに知っておられるのになぜ祈る必要があるのでしょうか。
ひとつは、私たちが「神様を信じて頼る」必要を、次に、自分自身の心の思いを自分が知り吟味する必要を教えています。神様は、ご自身のみこころを絶対的に遂行されますが、私たちが祈り求めなければ与えられないものもあります(ヤコブ 4:2~4)。
3.祈りを聞いてくださるイエス様
どうか、あなたのしもべの願いと、あなたの民イスラエルの願いに御目を開き、彼らがあなたを呼び求めるとき、いつもその願いを聞き入れてください。 Ⅰ列王記 8:52(Ⅰ列王記 9:3)
ただし、少しも疑わずに、信じて求めなさい。疑う人は、風に吹かれて揺れ動く、海の大波のようです。その人は、主から何かをいただけると思ってはなりません。 ヤコブ 1:6,7(マタイ 21:21,22)
私たちの主イエス様は、創造主にして支配者であられ、私たちの罪のために死んでよみがえられた愛のお方です。このお方が祈りに応えてくださいます。たとえ天地が崩れ去ろうとも、イエス様の愛は変わりません。
イエス様を信じきって疑わず、心の内を包み隠さず、まごころから祈る者となりましょう。そうすれば、人の理解を越えた神様の平安に満たされます。これは、何にも代えがたい幸い、心の安定です。