今日のテーマは、Ⅷ.祈り「37.答えを待つ」です。私たちは、どんなことにでもすぐに結果を求めやすいものです。祈りについても祈ったらすぐに叶ってほしいと考えます。しかし、新約聖書には「忍耐」ということばが、39回記されています。祈りの答えを待つ信仰について考えましょう。
1.ハバククの疑問
いつまでですか、主よ。私が叫び求めているのに、あなたが聞いてくださらないのは。「暴虐だ」とあなたに叫んでいるのに、救ってくださらないのは。ハバクク 1:2
ハバククは多くの預言者や聖徒たちと同様、なぜ正義の神様がご自分の民を邪悪なバビロンに渡されるのか?なぜ悪しき人々が栄え、神様の民が苦しみを受けるのか?なぜ神様はすぐに助けてくださらないのか?と問いかけます。
2.聖徒たちの忍耐
①ザカリヤとエリサベツの願い
しかし、彼らには子がいなかった。エリサベツが不妊だったからである。また、二人ともすでに年をとっていた。 ルカ 1:7
神様の前に敬虔な祭司ザカリヤと妻エリサベツは、子供が授かることを願っていましたが、与えられませんでした。しかし、御使いのお告げのとおりにバプテスマのヨハネの親になりました。ザカリヤは子供の誕生を喜び、聖霊様に満たされて主を賛美しました。(ルカ 1:67~79)
②アブラハムの忍耐
さらに、アブラハムは言った。「ご覧ください。あなたが子孫を私に下さらなかったので、私の家のしもべが私の跡取りになるのでしょう。」創世記 15:3
③ヨブの忍耐
私があなたに向かって叫んでも、あなたはお答えになりません。私が立っていても、あなたは私に目を留めてくださいません。ヨブ 30:20
3.必要なものは忍耐
・・・聖書が与える忍耐と励ましによって、私たちが希望を持ち続けるためです。どうか、忍耐と励ましの神があなたがたに、・・ローマ15:4,5
あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは、忍耐です。へブル 10:36
・・・最後まで私たちの希望について十分な確信を持ち続け、その結果、怠け者とならずに、信仰と忍耐によって約束のものを受け継ぐ人たちに倣う者となることです。へブル 6:9~12(ヤコブ 1:3,4、5:10)
神様は、忍耐と励ましのお方です。神様は私たちにみことばを与えて、私たちが最後まで確信と希望を持ち続けることに切望しておられます。そのためには忍耐が欠かせません。神様に祈り求めて、すぐに答えや結果がないからといって、あきらめたり、投げ出したり、不信仰になるのはやめましょう。主に期待して忍耐する者は幸いです。