今日は旧約3「ノア」です。神様は、人間を含め天地万物をとても良いものとして創造されましたが、人間たちのあまりにひどい暴虐を見て創造なさったことを後悔されたと記されています。その中で、ノアは主の御心にかなう歩みをしていました。神様は、洪水後にノアを祝福し、再び大洪水によって滅ぼすことはないと、虹により永遠に約束してくださいました。
1.洪水による刷新
主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、悪に傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。そして主は言われた。「わたしが創造した人を地の表から消し去ろう。人をはじめ、家畜や這うもの、空の鳥に至るまで、わたしは、これを造ったことを悔やむ。」創世記 6:5~7
また、かつての世界を放置せず、不敬虔な者たちの世界に洪水をもたらし、義を宣べ伝えたノアたち八人を保護されました。Ⅱペテロ 2:5
神様は地球全体におよぶ大洪水によって不敬虔な者たちをさばき、敬虔なノア家族を救われました。
2.信仰による義
しかし、ノアは主の心にかなっていた。創世記 6:8
信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神から警告を受けたときに、恐れかしこんで家族の救いのために箱舟を造り、その信仰によって世を罪ありとし、信仰による義を受け継ぐ者となりました。へブル 11:7
ノアは、酒を飲み過ぎて醜態をさらすこともあった普通の人でしたが、神様を畏れ礼拝する素直な信仰(創世記 8:20)と忍耐強い従順(創世記 6:22)がありました。神様は、ノアの家族を祝福され(創世記 9:1)、彼らを通して人類を祝福してくださいました(創世記 8:21,22、9:8~17)。
3.再臨はノアの日のよう
人の子の到来はノアの日と同じように実現するのです。洪水前の日々にはノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていました。マタイ 24:37,38
そのみことばのゆえに、当時の世界は水におおわれて滅びました。しかし、今ある天と地は、同じみことばによって、火で焼かれるために取っておかれ、不敬虔な者たちのさばきと滅びの日まで保たれているのです。Ⅱペテロ 3:6,7
これは、わたしにはノアの日のようだ。・・・たとえ山が移り、丘が動いても、わたしの真実の愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない。ーあなたをあわれむ方、主は言われる。イザヤ 54:9,10
イエス様は、ご自身の再臨をノアの日のようだと言われました。それは突然にやって来るので、いつも備えをするように注意されました。そして、最後にはすべてのものが火で焼かれて聖められます。
しかし、感謝すべきことに、私たちに対するイエス様の救いは変わらず、神様の真実の愛も契約も変わりません。