「ヨセフとマリア」(聖日礼拝メッセージ 2022/11/20)

 今日の聖書の人物は「ヨセフとマリア」です。彼らも私たちと同じく神様に愛され選ばれた人たちです。ただし、若い婚約中の二人が突然救い主キリストの父と母に任命されました。どれほどの衝撃、驚き、戸惑いだったことでしょうか。二人はその使命を全うしました。

1.ヨセフ
 母マリアはヨセフと婚約していたが、二人がまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身ごもっていることが分かった。夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、密かに離縁しようと思った。・・・ヨセフは眠りから覚めると主の使いが命じたとおりにし、自分の妻を迎え入れた・・・その子の名をイエスとつけた。マタイ 1:18~25

 結婚前にマリアの妊娠が分かりました。当時、結婚前の妊娠は姦淫罪となり石打の刑と決まっていました。ヨセフはマリアを助けるために密かに離縁しようとしていました。しかし、夢に現れた主の使いの命令に従ってマリアを迎え入れてイエス様の父となりました。ヨセフの使命は、ベツレヘム旅行でのイエス様の誕生、エジプトへの逃避、大工仕事での家族の養いでした。イエス様の公生涯の前に亡くなったと考えられています。

2.マリア
 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ。あなたのおことばのとおり、この身になりますように。」ルカ1:38(2:19,51)

 シメオンは両親を祝福し、母マリアに言った。「ご覧なさい。・・・また、人々の反対にあうしるしとして定められています。あなた自身の心さえも、剣が刺し貫くことになります。・・・」ルカ 2:34,35

 マリアも突然の受胎告知に動揺しましたが、神様のみこころを受け入れてイエス様の母となる決心をしました。しかし、救い主の母となることは、多くの反対者があり、最後には自分より先に息子の死を見なければならないという過酷なものでした。マリアはイエス様の昇天後、ヨハネに扶養され信仰篤く思慮深い婦人として尊敬されました。カトリック教会が主張するような、永遠の処女性、無原罪、昇天などの教義は聖書にはありません。

 彼らはみな、女たちとイエスの母マリア、およびイエスの兄弟たちとともに、いつも心を一つにして祈っていた。使徒 1:14

3.私たちの使命
 だれでもわたしについてきたいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。マタイ 16:24

 神様は、私たち一人ひとりに良い計画、独自の使命を与えておられます。人との比較や人の物まねではなく、神様から与えられた召命に忠実に歩み、生涯を全うできたら一番幸せですし、イエス様から栄光の冠をいただくことができます。(ヤコブ 1:12)

 あなたがたの間で良い働きをはじめられた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています。ピリピ 1:6

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