神様の義を第一とする(礼拝メッセージ2011/07/17)

 彼らはイシュ・ボシェテの首をヘブロンのダビデのもとに持って来て、王に言った。「ご覧ください。これは、あなたのいのちをねらっていたあなたの敵、サウルの子イシュ・ボシェテの首です。主は、きょう、わが主、王のために、サウルとその子孫に復讐されたのです。」
 すると、ダビデは、ベエロテ人リモンの子レカブとその兄弟バアナに答えて言った。「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。
 かつて私に、『ご覧ください。サウルは死にました。』と告げて、自分自身では、良い知らせをもたらしたつもりでいた者を、私は捕えて、ツィケラグで殺した。それが、その良い知らせの報いであった。
 まして、この悪者どもが、ひとりの正しい人を、その家の中の、しかも寝床の上で殺したときはなおのこと、今、私は彼の血の責任をおまえたちに問い、この地からおまえたちを除き去らないでおられようか。」
 ダビデが命じたので、若者たちは彼らを殺し、手、足を切り離した。そして、ヘブロンの池のほとりで木につるした。しかし、イシュ・ボシェテの首は、ヘブロンにあるアブネルの墓に持って行き、そこに葬った。   Ⅱサムエル 4: 8~12

 サウル王とヨナタンの死後、将軍アブネルはサウルの子イシュ・ボシェテを王とし、ダビデ軍と争っていたが、和を講じようとしていた矢先にヨアブによって殺されてしまう。
 将軍アブネルの死によって弱体化したイスラエルの王は、ダビデに寝返った略奪隊長バアナとレカブによって寝床で暗殺されてしまう。2人はこのことを手柄とし、朗報としてダビデに報告するがそれは大きな間違いでした。
 ダビデは、主に対する篤い信仰と誠実さ、サウル王とヨナタンに対する尊敬を失うことはありませんでした。

・Ⅱサムエル1:14 ・Ⅰサムエル24:6 ・Ⅰサムエル26:10~12 
・Ⅰサムエル17:37・Ⅱサムエル1:17~27

 ダビデにとって、自分の命を狙うサウル王や敵であるイシュ・ボシェテ王が倒れることは願ってもないことであったはずです。しかし、ダビデはどんな時も「主はいつも困難の時に救ってくださった方」「主は約束を必ず果たしてくださる方」「主は真実な方」という信仰を持ち続けていました。
 自分が利益を得る道であっても、不誠実を受け入れず、真実な主に対して自分自身も真実な思いで応えていこうと努めた人です。
 私たちも真実なイエス様に対する信仰をしっかり持って、誠実に従ってまいりましょう。

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