「主が目をとどめておられる」(聖日礼拝メッセージ 2024/01/07)

 正月早々、能登半島地震、航空機衝突事故など大きな出来事が発生しました。そんな中、ヤマザキパンがいち早く被災地に届けられました。クリスチャンで三代目社長の飯島延浩氏(82歳)は、「ヤマザキは、聖書の教え、キリスト教の精神に導かれる事業経営を徹底して追求する会社」、被災地への緊急支援は『食品企業としての責務』としています。神様への愛と信仰に裏打ちされた方です。私たちも主を前にして歩みましょう。

1.エジプトから約束の地へ
 あなたの神、主が求められる地で、年の初めから年の終わりまで、あなたの神、主が絶えずその上に目をとどめておられる地である。申命記11:12

 イスラエルの民は、神様とモーセに導かれてエジプトを脱出し、約束の地カナンを目指していました。彼らは、偶像崇拝と罪と束縛の中から救い出され、神様のご支配と愛と赦しの中に招き入れられました。私たちも偶像崇拝と罪と束縛から主の栄光へと救い出されたことを覚えましょう。

2.道の分かれ目
 主はこう言われる。「道の分かれ目に立って見渡せ。いにしえからの通り道、幸いの道はどれであるのかを尋ね、それに歩んで、たましいに安らぎを見出せ。彼らは『私たちは歩まない』と言った。エレミヤ 6:16

 主によって救い出され、導かれ、主に目を留めていただいている私たちですが、この年も分かれ道に立つことが多々あることでしょう。主は、道の分かれ目に立って見渡し、幸いの道を見極めてそれに歩めと言われます。エレミヤの時代のイスラエルの民は、主の命令を拒絶して滅ぼされてしまいました。私たちは主に聞き従い、祝福の道を歩みましょう。

 見よ、私は今日、あなたがたの前に祝福をのろいを置く。祝福とは、私が今日あなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令に聞き従った場合であり、のろいとは、あなたがたの神、主の命令に聞き従わず、私が今日あなたがたに命じる道から外れて、あなたがたの知らなかったほかの神々に従って行った場合である。申命記11:26~28

3.主を愛し仕えよ
 もしわたしが今日あなたがたに命じる命令、すなわち、あなたがたの神、主を愛し、心を尽くし、いのちを尽くして仕えよという命令に、あなたがたが確かに聞き従うなら、わたしは時にかなって、あなたがたの地に雨、初めの雨と後の雨をもたらす。申命記 11:13,14

 主は、心を尽くしてご自身に仕える者を祝福してくださいます。
 1973年、飯島延浩氏が両親と共に洗礼を受けて11日後、主力工場である武蔵野工場が火災に見舞われました。三人は教会で『この火災は、ヤマザキがあまりにも事業本位に仕事を進めてきたことによる神の戒めです。これからヤマザキは神の御心にかなう会社に生まれ変わります。』と祈ったそうです。
 主はいつも私たちに目を留めて見守っていてくださいます。道を誤らず、心を尽くして主に仕える道を歩むならば、たとえ困難がやって来ても、主を第一とする信仰を貫いて、平安と祝福の道を歩んで行くことができます。

 ダビデは、この方について次のように言っています。『私はいつも、主を前にしています。主が私の右におられるので、私は揺るがされることはありません。使徒 2:25

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