今日は「使徒の働き3」「教会の誕生」です。ペンテコステ（聖霊降臨）により弟子たちは諸国語で福音を伝えました。いぶかしがる聴衆にペテロは、神様の救いの計画、イエス様の十字架と復活、聖霊降臨について話し、罪を悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさいと教えました。信じた人々は仲間に加えられ、教会が誕生しました。
１．教会の始まり
そして、毎日心を一つにして宮に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、民全体から好意を持たれていた。主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった。使徒 2:46,47
「教会：エクレーシア(ギリシャ語)」とは、「神の民の集まり」を意味します。教会が始まった時に「教会」という建物は無く、宮や家々でのクリスチャンの集まりを指しました。彼らは、日々集まって、聖餐式、愛餐会（食事）、賛美、祈り、伝道をしていました。
旧約でも「神の民イスラエル（神に召し出された者）」と使われ、イエス様も「教会」ということばを使われました（マタイ16:18,18:17）。新しく誕生した新約の教会が「神のイスラエル」（ガラテヤ 6:16）として旧約の「神の民」に取って代わりました。
２．教会とは何か
教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。エペソ 1:23（5:23,25～32）
私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい。Ⅰテモテ 4:13
同じように、若い人たちよ、長老たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。Ⅰペテロ 5:5（Ⅰペテロ 4:10、Ⅰコリント 14:12）
教会はイエス様のからだであり、イエス様が頭（かしら）です。イエス様は教会のためにご自身をささげられ、聖なるものとしてくださいました。
教会は、聖書の朗読、勧め、教えがなされるところです。麗しい交わりと憩いの場であるとともに、訓練・矯正・試練・成長の場です。
教会には神様の秩序があります。兄弟姉妹それぞれに賜物が与えられており、お互いに謙遜を身に着ける場所です。
３．教会と私たち
一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。Ⅰコリント 12:26,27
教会は、一見ただの人の集まりのようにしか見えませんが、神様の目から見ると、イエス様によって救い出されて召し集められた者たちの、この世だけではない永遠に続く集まりです。そこには、兄弟姉妹を思いやり、互いのためにプライドを捨てて仕え合う交わりがあります。
キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。それによって私たちに愛が分かったのです。ですから、私たちも兄弟のために、命を捨てるべきです。Ⅰヨハネ 3:16
