「人よりも神様に従うべき」(聖日礼拝メッセージ 2024/06/02)

 今日は「使徒の働き7,8」「アナニアとサッピラ」「使徒たちの投獄」です。教会が急成長する中、一組の夫婦の聖霊様と教会を侮る行為は、皆に恐れを生じさせました。そんな中、使徒たちによって多くのしるしと不思議が行われていやしと救いが起こり、多くの人の尊敬を集めていました。大祭司たちはそれを妬み使徒たちを留置しました。

1.聖霊様を欺く罪
 すると、ペテロは言った。「アナニア。なぜあなたはサタンに心を奪われて聖霊を欺き、地所の代金の一部を自分のために取っておいたのか。・・・売った後でも、あなたの自由になったではないか。・・・あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」使徒 5:3,4

 アナニアとサッピラは、バルナバの献金(使徒4:36,37)を見ていたのか、自分たちの評判を上げようとして口裏を合わせて使徒たちを欺こうとしました。何とその結果は死でした。使徒たちへの欺きは、聖霊様と神様への欺きでした。

2.投獄と解放と尋問
 ・・・民は彼らを尊敬していた。そして、主を信じる者たちはますます増え、男も女も大勢になった。・・・そこで、大祭司とその仲間たち、・・・ねたみに燃えて立ち上がり、使徒たちに手をかけて捕え、彼らを公の留置場に入れた。ところが、夜、主の使いが牢の戸を開け、彼らを連れ出し、「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちのことばをすべて語りなさい」と言った。・・・使徒 5:13~20
 
 使徒たちは再び留置されましたが、御使いがすぐに解放し、福音を更に伝えるように命じました。大祭司とその仲間たちは、自分たちの権力と武力によって使徒たちを抑え込み、最高法院(サンヘドリン)の権威によって黙らせようとしましたが、再び福音を聞きことになり、悔い改めを迫られました。大祭司とその仲間たちは、怒り狂って使徒たちを殺そうとしますが、教師ガマリエルの進言によって彼らを脅して釈放しました。

3.人よりも神様に従う
 しかし、ペテロと使徒たちは答えた。「人に従うより、神に従うべきです。」 使徒 5:29(4:19)

 使徒たちは、自分たちが体験し教えられたことを証ししないわけにいかないと、捕縛・尋問・むち打ち・脅迫にも動じず、逆に喜んで主を証しし続けました。
 私たちの信仰生活も「人に従うか神に従うか」の選択の連続です。人とは、ここでの権力者や敵対者のような人もいるでしょうが、身近な人(家族、友人、知人)、有名な牧師、兄弟姉妹、自分自身も入ります。
 あなたの心の王座にイエス様以外の人物やその人物に従い顔色をうかがう自分、自分の利益だけを求め、我を押し通す自分がいないか吟味してみましょう。「人に従うよりも神(みことば)に従う」べきです。

 あなたは世も世にあるものも、愛してはいけません。もしだれかが世を愛しているなら、その人のうちに御父の愛はありません。Ⅰヨハネ 2:15

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