「召しにふさわしく歩みなさい」(聖日礼拝メッセージ 2025/02/23)

 今日は使徒の働き30-1「ローマでのパウロ(1)エペソ人への手紙」です。パウロは、ローマでの2年間の軟禁生活中に来訪者に福音を語り、聖書の手紙(エペソ、ピリピ、コロサイ、ピレモン)を執筆しました。パウロは、異教の迫害の中で奮闘しているエペソの兄弟姉妹を励ましました。

1.エペソ教会
 ・・・毎日ティラノの講堂で論じた。これが二年続いたので、アジアに住む人々はみな、ユダヤ人もギリシア人も主のことばを聞いた。・・・こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった。使徒 19:9~20

 パウロは、第2回伝道旅行の往路で北方へ導かれたため復路でエペソに立ち寄って会堂で教えました。第3回伝道旅行で再訪して3年間(AD54~57)にわたって伝道し、教会の拠点を作りました(使徒19章)。エペソは女神アルテミス神殿を擁する25万人都市で、クリスチャンが増えたことによってアルテミス神殿模型の製造販売者たちが騒乱事件を起こしました。
 ヨハネの黙示録2:1~7では、エペソ教会の兄弟姉妹の労苦と忍耐は褒められていますが、初めの愛から落ちてしまっていると忠告を受けています。

2.天上の霊的祝福
 ・・・神はキリストにあって、天上にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。すなわち神は、世界の基の据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。神は、みこころの良しとするところにしたがって、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。エペソ 1:3(3:14~19)

 パウロは、迫害の中で信仰を守り福音伝道に励んでいる兄弟姉妹に対して、神様が永遠にわたる壮大な救いの計画(主権的選び)と天上の最高の祝福を与えてくださったと教えています。さらに、神様が私たちに罪の赦しを与えてくださり、神様の子としてくださったことが、神様の栄光としてほめたたえられるためでしたと教えています。私たちの救いに関係することで神様がほめたたえられるとは光栄なことです。

3.召しにふさわしく歩みなさい
 それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためです。私たちはみな、神の御子に対する信仰と知識において一つとなり、一人の成熟した大人となって、キリストの満ち満ちた身丈にまで達するのです。エペソ 4:12,13

 パウロはエペソの兄弟姉妹をはじめ、すべての兄弟姉妹が整えられて信仰と行いの面で子どもではなく、大人になること、イエス様に似た者となることを追い求めるように教えています。私たちはクリスチャンとして、それぞれ使命が与えられています。召しにふさわしい者となりましょう。

 ですから私は言います。主にあって厳かに勧めます。あなたがたはもはや、異邦人が空しい心で歩んでいるように歩んではなりません。彼らは知性において暗くなり、彼らのうちにある無知と、頑なな心のゆえに、神のいのちから遠く離れています。エペソ 4:17,18

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