今日のテーマは黙示録6「サルディスの教会」です。ヨハネは、サルディスの教会に『神の七つの御霊と七つの星を持つ方』がことばを与えると記しています。サルディスは、古代リディア王国の首都でクロイソス王が治めており、美術工芸、金銀貨幣の鋳造で知られ、大変裕福な国でした。ティアティラの教会は愛と信仰による良い行いが賞賛されていましたが、サルディスの教会は、周辺の町のような激しい迫害がないにもかかわらず無気力で実のない表面的な信仰、沈滞した教会であったため、その行いが非難され、悔い改めが勧められています。
1.実は死んでいる
わたしはあなたの行いを知っている。あなたは、生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。黙示録 3:1
『神の七つの御霊と七つの星を持つ方』(黙示録 1:4,20)であるイエス様は、悔い改めがなくクリスチャンだと自認する新生していない人を死んでいると言っています。その人は自信過剰で自己満足の愛と信仰に基づかない偽の信仰を持ち、神様もイエス様も聖書も信じていません。また、イエス様を信じて救われているが、神様から離れて罪の中に浸り、教会にも行かず、クリスチャンとの交わりを持たない人も信仰的には死んでいます。
2.行いは完了していない
目を覚まし、死にかけている残りの者たちを力づけなさい。わたしは、あなたの行いがわたしの神の御前に完了したとは見ていない。黙示録 3:2
イエス様は、行いが中途半端な人たちに対して、目を覚まして原点に立ち返り、悔い改めて正しい行いに進み、その経験に基づいて滅びに向かっている人や信仰的にダウンしている人たちを力づけるように勧めておられます。私たちが神様から多くのタラントをいただいていながら、神様のためではなく自分のためだけに時間・能力・資金を浪費しているのであれば、1タラントを土に埋めた人と同じになってしまいます。神様の前に行いの完了を目指して進みましょう。(マタイ 25:14~30)
3.白い衣を着て歩みなさい
しかし、サルディスには、わずかだが、その衣を汚さなかった者たちがいる。彼らは白い衣を着て、わたしとともに歩む。彼らがそれにふさわしい者たちだからである。勝利を得る者は、このように白い衣を着せられる。またわたしは、その者の名をいのちの書から決して消しはしない。わたしはその名を、わたしの父の御前と御使いたちの前で言い表す。黙示録3:4,5
イエス様は正しい信仰を持ってご自身と共に歩む少数の勝利を得る者を知っておられます。信仰的に死んでいるような者も悔い改めて正しい信仰に立ち、イエス様とともに歩む者になるように命じておられます。
目を覚まし、白い衣(勝利と栄化、純潔、天の身分)を着てさらにイエス様とともに歩む者になりましょう。(マタイ 7:21)
だれでも人々の前でわたしを認めるなら、人の子もまた、神の御使いたちの前でその人を認めます。ルカ 12:8