今日は聖霊降臨日・ペンテコステです。イエス様は復活後弟子たちにたびたび現れて教えと励ましを与えられました。特に、聖霊様が降臨されて弟子たちに内住され、力を与えて福音宣教を推し進められると教えられました。聖霊様は教会を誕生させ、今も世界中で働いておられ、私たちの内でも慰めと助けを与えておられます。
１．ペンテコステ、教会の誕生
そして、毎日心を一つにして宮に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、民全体から好意を持たれていた。主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった。使徒 2:46,47
ペンテコステ（五旬節）は、イスラエルの３大祭（過越しの祭、七週の祭、仮庵の祭）の過越しの祭から数えて７週後50日目に行われていた「刈り入れの祭、七週の祭、初穂の祭」と呼ばれる小麦の収穫感謝祭でした。聖霊様は、イエス様が復活されてから50日目に心を一つにして集まって祈っていた弟子たちの上に降臨されました。ここから福音宣教と主の教会が始まりました。これは、イエス様が言われた「父の約束、聖霊のバプテスマ」（使徒 1:4,5）、ヨエルの預言（ヨエル 2:28～32）の成就でした。
２．私たちは神の宮
あなたがたは、自分が神の宮であり、神の御霊が自分のうちに住んでおられることを知らないのですか。Ⅰコリント 3:16
あなたがたも、このキリストにあって、ともに築き上げられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。エペソ 2:22
神の宮（神殿）とは、教会を指すこともありますが、ここでは私たち個人個人が神の宮だと教えています。神の宮は、神様に献げられたものですから神様に絶対的な所有権があります。神の宮を壊す者は神様によって滅ぼされます（Ⅰコリント 3:17）。エペソ2:22では、三位一体の神様である聖霊様が信じる私たちの内に住まわれていると教えています。
３．共におられる聖霊様
わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのです。去って行かなければ、あなたがたのところに助け主（慰め主、助言者、弁護者、とりなす者、激励者、援助者：詳訳）はおいでになりません。でも、行けば、わたしはあなたがたのところに助け主を遣わします。ヨハネ 16:7
イエス様は、ご自身が地上から去って昇天することのメリットは、助け主である聖霊様が私たちのところに来られることだと言われました。私たちを孤児にはしない（ヨハネ 14:18）と言われたイエス様は、助け主である聖霊様を遣わしてくださり、いつも私たちと一緒にいるようにしてくださいました。聖霊様は、私たちにみことばの理解、折にかなった慰め、助け、弁護、とりなし、励ましを与えておられます。
そのかたが来られるとき、罪について、また義〈心の正しさと、神との正しい関係〉について、またさばきについて、世が悟れるようにされる〈得心するようにされる〈世に証明を与えられる〉。ヨハネ 16:8（詳訳）
