「生ぬるい」(聖日礼拝メッセージ 2025/06/15)

 今日のテーマは黙示録8「ラオディキアの教会」です。ラオディキアの教会に「アーメンである方、確かで真実な証人、神による創造の源である方」が忠告を与えておられます。ラオディキアの教会は経済的豊かさから高慢と自己満足に陥り、教会の主人であるイエス様(コロサイ 1:18)を教会から締め出し、イエス様がドアの外でノックしている状況でした。心の扉を開いてイエス様を迎える人は、親しい交わりに入ります。

1.生ぬるい
 あなたは生ぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしは口からあなたを吐き出す。あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、足りないものは何もないと言っているが、実はみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸であることが分かっていない。黙示録 3:16,17

 ラオディキアは、金融業と黒毛織物製造による裕福な町で、医療学校があり、目薬でも有名でした。彼らは、経済的豊かさと医療的な誇りで高慢となり、自分たちの本当の姿が見えなくなるほど重症化していました。彼らのイエス様に対する信仰は生ぬるく、霊的に貧相で盲目になっていました。それは、町に水源がなく近隣のヒエラポリスから水を引く途中湧き出る温泉の影響で生ぬるくなっていたラオディキアの水のようでした。

2.金と衣と目薬
 わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買い、あなたの裸の恥をあらわにしないために着る白い衣を買い、目が見えるようになるために目に塗る目薬を買いなさい。わたしは愛する者をみな、叱ったり懲らしめたりする。だから熱心になって悔い改めなさい。黙示録 3:18,19

 イエス様は、ラオディキアの教会の自己満足ゆえの霊的貧困から現実を直視し、そこから立ち直るための方策、悔い改めを教えておられます。
 ①物質的裕福⇔火で精錬された金 ⇒ 神様の前に富む、天に宝を積む
 ②黒毛織物⇔白い衣 ⇒ 信仰の純潔
 ③特産物の目薬⇔霊的目薬 ⇒ 霊の目が開かれる

 「わが子よ、主の訓練を軽んじてはならない。主に叱られて気落ちしてはならない。主はその愛する者を訓練し、受け入れるすべての子に、むちを加えられるのだから。」へブル 12:5,6

3.戸の外でたたく
 見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。だれでも、わたしの声を聞いて戸を開けるなら、わたしはその人のところに入って彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。黙示録 3:20(ヨハネ 14:23)

 イエス様は教会の主人でありながら(エペソ 1:22,23)兄弟姉妹から無視されていました。彼らはなるべくイエス様とは関わらずに自分たちがやりたいようにやっていました。しかし、私たちを愛するイエス様は、私たちと深く関わりたい、一緒に食事をしたいと願って戸をたたき続けておられます。それは、私たちに勝利を与え、父なる神様とイエス様との交わりに私たちを加えたい、祝福を受けてほしいと願っておられるからです。

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