今日のテーマは黙示録13「神の民」です。6章の最後で第六の封印が解かれて天変地異、さばきの患難があり、8章で第七の封印が解かれますが、その間の7章で神の民の様子が描き出されています。14万4千人とは、白い衣を身にまとった人々とはだれを現わしているのでしょうか。
1.神の印
また私は、もう一人の御使いが、日の昇る方から、生ける神の印をもって上って来るのを見た。彼は、地にも海にも害を加えることを許された四人の御使いたちに、大声で叫んだ。・・・私は、印を押された者たちの数を耳にした。それは十四万四千人で、イスラエルの子らのあらゆる部族の者が印を押されていた。黙示録 7:2~4
14万4千人は地上にあって、激しい患難が襲いかかる前、四人の御使いが嵐を押さえこんでいる間に額に神様の所有のしるしとして印が押されました(反キリスト、獣の刻印は”666″ 黙示録 13:18)。その数はイスラエル12部族×1万2千人=14万4千人とされています。これは、文字通り患難時代にユダヤ人の中から救われる信者たち、象徴的にイスラエルの選ばれた者たちとする考えもあります。黙示録14:1~5では、神と子羊に献げられる初穂と贖い出された者(霊的な童貞)として表現されています。
また私は見た。すると見よ、子羊がシオンの山の上に立っていた。また、子羊とともに十四万四千人の人たちがいて、その額には子羊の名と、子羊の父の名が記されていた。黙示録 14:1
2.白い衣
その後、私は見た。すると見よ。すべての国民、部族、民族、言語から、だれも数えきれないほどの大勢の群衆が御座の前と子羊の前に立ち、白い衣を身にまとい、手になつめ椰子の枝を持っていた。黙示録 7:9
その時、あなたの国の人々を守る大いなる君ミカエルが立ち上がる。国が始まって以来その時まで、かつてなかったほどの苦難の時が来る。しかしその時、あなたの民で、あの書に記されている者はみな救われる。ダニエル 12:1(黙示録 7:14)
ヨハネが見たのは、天上で御座の前と子羊の前に立つ、あらゆる国々から来た白い衣を着た人たちです。彼らは御使いや長老たち、四つの生き物とともに主を礼拝していました。彼らは7年間の患難を経てきたイエス様の贖いによって、罪が赦されて救いを受けた者たちでした。彼らはいつも神殿で神様に仕えていました。もはや、彼らをどんな苦難も災害も襲うことはありません。イエス様が守っていのちの水を与え、労をねぎらってくださるからです。イエス様を救い主と信じて、イエス様の血によってきよめられた私たちは幸いです。
永久に死を吞み込まれる。神である主は、すべての顔から涙をぬぐい取り、全地の上からご自分の民の恥辱を取り除かれる。主がそう語られたのだ。イザヤ 25:8(黙示録21:3,4)
キリストが傷のないご自分を、とこしえの御霊によって神にお献げになったその血は、どれだけ私たちの良心をきよめて死んだ行いから離れさせ、生ける神に仕える者にすることでしょうか。へブル 9:14