今日のテーマは黙示録24「大淫婦バビロン」です。黙示録17章では大淫婦バビロンとそれに従う者たちの悪行と神様のさばきの宣告があり、子羊なるイエス様の勝利が描かれています。イエス様とともにいるのは、召されて選ばれた忠実な者たちです。
１．大淫婦バビロンへのさばき
・・・「ここに来なさい。大水の上に座している大淫婦に対するさばきを見せましょう。地の王たちは、この女と淫らなことを行い、地に住む人々は、この女の淫行のぶどう酒に酔いました。」・・・私は、この女が聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。黙示録17:1～6
黙示録で大淫婦バビロンは神様に敵対する政治的・宗教的勢力として描かれています。彼らは地を支配する大きな力を持ち、聖徒たちを迫害することを喜びとしています。大淫婦は、七つの頭と十本の角を持つ獣に乗っています。頭と角は王たちを意味します。彼らの淫行は性的なものばかりではなく、霊的な姦淫（異教、偶像礼拝）、不正、暴力、冒涜なども含みます。やがて彼らは内部分裂を起こし、イエス様によって滅ぼされます。
２．子羊の勝利
彼らは子羊に戦いを挑みますが、子羊は彼らに打ち勝ちます。子羊は主の主、王の王だからです。黙示録 17:14
・・獣と地の王たちとその軍勢が・・・戦いを挑むのを見た。・・・獣の像を拝む者たちを惑わした偽預言者も、獣とともに捕らえられた。この両者は生きたまま、硫黄の燃える火の池に投げ込まれた。黙示録 19:19,20
いかに大淫婦バビロンとそれを支持する多くの王と国々が地を支配し、力によって聖徒たちを抑圧して迫害しても、イエス様は必ず悪を永遠に滅ぼして、正義を堅く立てられます。
３．忠実な者
子羊とともにいる者たちは、召されて選ばれた忠実な者たちです。黙示録 17:14
この〔神〕は、天のところで、霊の〈聖霊がお与えになる〉あらゆる祝福をもって、私たちをキリストにあって祝福してくださいました。というのは、この〔神〕は〔彼の愛をもって〕世界の創造の前に、私たちをキリストにあってお選びになった〈私たちをご自分のものとして、ご自身のため現実に選びだされた〉のであって、それは、私たちがきよい〈彼のために聖別され、取りのけられた〉者、また彼のみ前で責められるところのない者、愛において彼のみ前で非難を受けるところのない者、となるためです。エペソ 1:3,4（詳訳）
イエス様とともにいるのは「召されて選ばれた忠実な者たち」です。私たちは幸いなことに聖くなるために、イエス様に選ばれ、イエス様を愛して従う者として召された（呼び寄せられた、招かれた）者です。「今はイエス様とともにいるのはちょっと遠慮して最後はいっしょにいる」ということは通用しません。今、どのように従いますか。さらに、あなたの隣にいる兄弟姉妹がイエス様ご自身です。どのように接しますか。
