1)クリスマスの呼び名
クリスマス:英語、ノエル:仏語、ワナハイテン:独語、ナタリス:ラテン語
2)日にち
初期の教会では、1月1日、1月6日、3月27日に祝う。
四世紀頃、東方教会1月6日、西方教会12月25日に制定。
当時、冬至の日を太陽の誕生日とする祭りが祝われていた。
そこで、教会は真の神を知らせ、偶像礼拝から離れさせるために同じ頃の12月25日を「義の太陽キリストの日」としてクリスマスを定めた。
3)歴史
・6~16世紀:世俗化して豪華な飾付、贅沢な御馳走、賭け事、 仮装舞踏会など乱痴気騒ぎのお祭りとなっていた。
宗教改革者カルバンは異教からきた祝日として反対、スコットランド のピューリタン革命派も反対、議会はクリスマス完全禁止を 決議。罰金と牧師の投獄もあった。イングランドでは禁止令 に対して暴動が起き、家庭でのクリスマスは認められた。
・17~18世紀:乱痴気騒ぎも宗教的意味も薄れる。クリスマス の教会音楽が盛んになる。
・19世紀~現代:隣人愛や慈善の意味が加えられ、家庭でのク リスマスが盛んになる。ツリー、サンタクロース、カードな どが取り入れられて今日のかたちが定まる。
慈善の理念が普及したのは、ディケンズの「クリスマスキャ ロル」の影響が大きい。「新キリスト教ガイドブック」より
彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現われて言った。「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。
マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」このすべての出来事は、主が預言者を通して言われた事が成就するためであった。 マタイ 1:20~22
現在のクリスマスをイエス様はどう見ているのでしょうか。 イエス様抜きの人間の作り上げたお祭り。自分たちの欲望を満たすためにイエス様を利用する人間。
教会やクリスチャンもこの世の流れに惑わされてはいないでしょうか。本当のクリスマスとは、次のことをしっかり心に留めることです。
①私を罪から救って下さるイエス様。
②三位一体の聖霊様のお働き。
③旧約聖書の預言の成就。
クリスマスは、ドンチャン騒ぎをして自分の欲望を満足させるものではありません。聖書にしっかりと立つとイエス様があなたに何を望んでおられるかがわかります。
そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。
この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。ローマ 12: 1,2
イエス様は、私たちがきよめられることを願っておられます。イエス様を信仰することによって自分が幸せになることを願うのではなく、きよめられることを追い求めることです。
それとも、「神は、私たちのうちに住まわせた御霊を、ねたむほどに慕っておられる。」という聖書のことばが、無意味だと思うのですか。 しかし、神は、さらに豊かな恵みを与えてくださいます。ですから、こう言われています。「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」 ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。 神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます。罪ある人たち。手を洗いきよめなさい。二心の人たち。心を清くしなさい。 ヤコブ 4: 5 ~8